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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第二十三章
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《第909話》『敵陣突入!』

「軽く撒けたな」

「だから最初からやってくれっての!」


呉葉´の空間転移によって、平和継続室の連中から逃げる事に成功した。案の定と言うべきか、容易くそれは成ったのだが。


「何も、妾とて何の考えもなく行わなかったわけではない。向こうとて、妾が空間転移を使えるのはわかっているはずで、それに対する策も用意してあると考えていたのだ。それで行き先を考えたり、罠が無いかを確かめるために時間がな」

「一理あるように見えるが、本当か――?」


状況は話している暇などなかったので仕方ない。ホンモノよりもやりたい放題な性格が伺えるため、どうにも言葉が信じきれないが。


「と言うか、ここはどこだい?」


ディアはそう言って、周囲を見渡した。


今いる場所は、床や壁、天井がコンクリートでできた、後は扉が二つあるだけの殺風景な部屋。古くさい電球が部屋の中を照らし、心なしかひんやりとした空気に包まれている。


「ここか? ここはな」


扉が空いて、黒服達が現れる。どれも武装し、いかにもやる気満々な奴らばかりだ。


「っ、ちょちょちょ、ちょっと待て! こいつらは――と言う事は」

「いえーす、いい直感だ。大事にしろよ」


そう言って、呉葉´は不敵な笑みを浮かべる。


「ここは平和維持継続室、その本部だ」


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