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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第二十三章
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《第870話》『同胞』

 アレは何だ? あの愛しき同胞と同じ姿をした者は。


 …………、


 何かそんなに変だったァ? 狐女のところで会った時と特に変わってるように見えなかったけど?


 違う。確かに姿形は同じではあるが、明確に異なっている。あれは全く異なる何かだ。


 あたしにはあんまりよく分かんないけど。力って言うの? それに違いがあるように思えないんだけどぉ。


 …………、


 一度も対面したことのないこやつも言っているというのに、汝は出来が悪いな。


 あんたギャグで言ってるっしょ? こいつ何か言えるような脳無く無くない?


 わたくしは一度も対面したことはありませんが、その方は我々にとってどの程度重要なのでしょう?


 重要だとも。我々――もとい、吾と同質の存在は分身体たる汝ら以外に存在しない。その中において明確に「同胞」と呼べる者が存在しているのだ。


 おおい、俺っちにも分かるように説明してくれよ。


 わたしもさっぱり。本体って、変な言い回しするからいっつも分かりづらいのよね。


 汝らは吾であるのに、どうして吾の言葉の意味を解さぬ?


 それは。あなたとボクたちが。同じ存在でも。別個の独立した。存在だから。


 ついでにいうとぉ~、黒マントの無口の言葉もぉ、誰一人分かっていないって、言うかぁ~、


 ククッ、吾にも分かっていないぞ? そもそもこやつには意思がないからな。


 やっぱり無いじゃァん!


 ――ともかく、あの愛らしき同胞と似て非なる者。何故あのような者が存在するか分からんが、そちらに関しては出会ったら遠慮なく消し去ってほしい。


 あら? ひょっとして、軽い不快感みたいなものを覚えてます?


 当然だろう。同胞の真似を許可無くされれば、吾としてはそう思わざるを得ないからな。

 では諸君、引き続き作業に戻ってくれたまえ。吾の、望む景色のために。そして――この世界が真に望む結末のために。


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