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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第二十三章
848/1022

《第846話》『奇々怪々に危機回避』

唐突に現れた怪人に、所内は混乱状態になった。黒服達は口々に、「何だこいつは!?」だの「このような異形は聞いていない!」だの「悪魔の手先か!?」だの喚いている。


『そう喜ぶでない。そのように騒然とされては、ワレも相応の対応をせねばならん』

「こいつ――あなたのしもべですか?」

「――いや、違うな」


嘘は言っていない。遊の操り人形ではあるが。


『ワレを見くびってもらっては困る。狂鬼姫よりも凶悪にして強靭! 今日日、並び立つ脅威ここに無し!』

「ごちゃごちゃうるさいです。イオナ――」

『よって、遅れたる反応にすかさず奥の手を繰り出す!』


トンマロクは、バサリと黒マントを広げた。


『オクラのみじん切り!』


そこから、多量の緑とねばねばが爆発した。


「また食べ物を粗末に!?」


対応しようと異能を使おうとしたカオルをはじめ、トンマロクに攻撃意思を向けていた黒服共は、オクラのみじん切り洪水に飲まれてしまう。


『ワハハハハ! この事務所に所属する事務員並びに鬼神をば、ジェットの勢いにて拉致させて頂く!』


トンマロクより、オクラのねばねばとは異なる糸が夜貴や妾、百々百々に巻き付いた。


『さらばだ! サラダの上に並ぶが相応しき者たち!』


妾達は、事務所よりの脱出に成功した。


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