表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第二十三章
820/1022

《第818話》『喰い違う情報』

「お、っかしいなぁ――! 呉葉ちんが話してたよりもずっと早いんだけ、ど……ッ!」


 跳躍し、名も無き悪魔に追いすがるディア。刀を横薙ぎするが、地面へと着地した悪魔はまたもやそれを回避してしまう。


「ならこれはどうだいッ!」


 ディアは空中で刀から手を離し、拳銃二丁を取り出して弾丸の雨を降らせる。精度や速度は俺に劣るが、攻撃の密度ならばあいつの方が上だ。


 ――だが、その攻撃にさらされているハズなのに、悪魔には一向に当たる気配がない。それもその筈、軟体のように身体をくねらせ、実際に全て回避されてしまっているのだ。どうやら、あのマントの下は人型と思わない方がいいらしい。


「――というか、俺でさえ目で動きを追うのが精いっぱいだ!」

「相変わらずアンタ、ホントに純粋な人間なのか怪しいね! アタシにゃさっぱり見えないよ!」


 地面に着地したディアが刀で連続して斬りかかるのに合わせ、俺は射撃。回避という動きの問題上、どうしても移動せざるを得ない先を先回りして撃つが、それすらも当たらない。


「っ、な!?」

「――ッ!」


 ディアの脇をすり抜け、俺へと向かってくる名も無き悪魔。俺は回避姿勢を取るが、当然間に合うものでもない。


 ……………………。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ