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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第二十三章
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《第808話》『煙を掴んだような』

「貴様と妾が同じ? ギャグにしてはあまりにもナンセンスだな!」


妾は鬼火を両手に湛え、悪魔へと仕掛ける。

接触は禁じられていると言われているらしいが、遭遇してしまった以上。そして、より多くの人々に被害をもたらしかねない以上、ここで野放しには出来ない。

その思想は危険そのもの。ここで放置すれば、その身勝手な行動を振り撒かれかねない。


「これは想定外な返答。或いは、突然すぎたが故に決めきれぬか汝?」

「今! ここで! 消し飛べ!」


鬼火を纏った一撃が、二撃めが、三撃、四撃、五撃と続く攻撃が地面を爆散させる。


「む――」


だが、ふと違和感に気がつき、攻撃の手を休める。


「何? どこへ行った」


いつの間にやら、悪魔の姿は消えていた。消しとんだのではなく、すり抜けでもしたかのように居なくなっていたのだ。


「呉葉!」

「む、夜貴」


そこへ、妾の愛する男の声がする。妾が戦っている気配を察知されたのだろう。


――それにしても、この妾からまんまと逃げおおせるとは。


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