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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第二十一章
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《第760話》『そんなわけで時を経て今がある』

「あの状況にもなって、まだバレていないと思っていたのは流石にすごいと思う――!」


 何のかんのと、アルバムを見ながら思い出話に花が咲く。僕らの結婚する前の話。出会いの話。


「しょーがないではないか! こっちだって状況が状況だったのだ! 狂鬼姫の名で呼ばれたことに気がつかんくらいには、あの戦闘では気が抜けなかった!」

「はは――うん、分かってるよ」

「アレだな、零坐のヤツには一度お灸を据えなくてはなるまいな」

「すでに一回やってるよぉ! 二度目はやめてあげて!」


「――しかし、今考えてみると。平和維持継続室、もとい、導摩が妾を呼んでいたから、孤立させるなどと言う回りくどい手法がとられていたのだな」

「うん、そういう事だろうね――」


 孤立させて、軍勢を差し向けて統率の取れない狂鬼姫の配下を一網打尽。そして、一人になった呉葉を――と言うわけ、だったのだろう。


「しかし、よかったことももちろんある。いや、お釣りがくるほど、と言うべきか」

「うん――」


 それは、僕らがこうやって隣り合っていられること。アレが無かったら、僕らが出会うことは――おそらく、無かっただろう。


「そしてあの時―――、」


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