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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第十八章
624/1022

《第623話》『ご近所さんごめんなさい!』

「やいババア! リターンマッチだ!」


 夜。と言うか真夜中。突然連打されたインターホンに目を覚ますと、外で大男が大騒ぎしていた。

 僕と呉葉は、眠い目をこすりながら、窓から顔を出す。


 黄金の炎のような金髪、時代遅れな黒い論パンクスーツ。赤い瞳がギラギラと光る、チェーンアクセサリーが特徴の長身の男。

 そんな、一見ちょっと昔のヤンキーみたいな男が、両手を振り上げて叫んでいる。


「冀羅、か――」

「嫌とは言わせねぇぞ、俺をあれだけベコベコにした落とし前、付けさせてもらうんだからな! まだまだこっちはスクラップになっちゃいねぇぞコノヤロー!」

「おい、こンの馬鹿者が――」

「さあ降りてこい! 今こそ、てめぇの時代が終わったと言うことを分からせて――、」


「近所迷惑だろうがボケがァあああああああああああああああッッ!!」

「ぎょえぇええええええええええええええええええええーーっっ!!?」


 呉葉が、怒号と共に特大の鬼火を放つ。深夜の道のど真ん中、赤々天まで立ち上る火柱。


 ――今の怒鳴り声も含め、君が一番近所迷惑なのでは……。


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