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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第十七章
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《第576話》『合流』

 狼山先輩や、彼と同様の普通の人間の銃が火を噴く。イヴちゃんが作った科学技術の産物は効果があるようで、金属の巨人たちのボディに穴をあけていく。

 特に狼山先輩は、巨大な人型の頭に確実に命中させていく。――が、貫通までしているのに、機能停止する様子はない。


「先入観から頭を狙ったが――中枢は別の場所かもな。とりあえず、視覚は潰したっぽいが」


 撃っては身を隠し、ビームが通り過ぎてから射撃するために身体を出す、の繰り返し。しかし、今は遠くとも、確実に行進してくるため、十字の地点まで来られたら逃げ道はない。


「それにしても、撃ちにくいな――! 反動は無いが、早撃ちすると壊れるってどういうことだ……っ」

「それはアナタが異常なだけですよ――」

「それに、もう一つ問題がある」

「なんです?」

「エネルギーがもう底をついて来やがった」

「――っ!?」

「そんな状況でなきゃ、奴らの武器を壊して確実に攻めたかったが――」


 元々、物資がないためにそれ程数も用意できなかった代物である。装備しているのは銃の扱いに慣れたヒト達だけで、当然変えもない。


「Humanで言う脇腹のBoth SidesぎりぎりをFireしてクダサーイ!」

「!」


 その時、聞き覚えのある口調が響く。間をおかず、狼山先輩が射撃。両脇腹に、ビームが命中する。

 ――すると、人型の動きが急に止まった。


「あのMachine、その場所にエネルギー伝達のChordがありマース! Cutしてしまえば、Stopするのデース!」

「よく知ってるな」

「何をHide、MeのAbilityの一つはClairvoyance、即ち透視! 見えます見えます、よーくMachineのConstruction、構造が分かる――わひぃ!?」


 なぜか突然後ろに現れた、銀髪で、グレースーツのトム・トーマス・トールマンさん。危うく敵のビームの直撃を受けそうになり、華麗に尻餅をついた。


「んなところ立ってたら、的になって当然だろ――! つか、どこからきやがった!?」

「Teleportation! デース! とにかく、細かいTalkは後デース!」


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