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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第十七章
557/1022

《第556話》『世紀末』

「おい、そこのアンタ。ちょっとこっちへきちゃくれねぇか?」

「アン? 何だよアンタ――? 随分とハードボイルドな姿してやがんな?」

「ちょっと今、頼まれごとをしててな。それを手伝ってほしいんだ」

「はぁ? 何でそんなモンに、俺が手を貸さなきゃならねェんだよ」

「――だろうな、普通はそう言うモンだ」

「なんの話だ?」

「何、そう言うと思って、もう一つ面白い話を聞かせてやろうと思ってな」

「面白い話?」

「今、俺はラ・ムーの幹部だとか言うヤツから、仕事を任されているんだが――、」

「――?」


「実は、結構な額の報酬が用意されてるんだ」


「マジでかよ!?」

「ああ、本当だ」

「なんだよ最初からそうならそうと言えよ!」

「…………」

「…………」

「お前の時代遅れのモヒカンを維持する金だって、しばらくは付きねぇだろうよ」

「あ? なんだとてめ――ぐえっ!?」

「…………」

「お、おま、え――っ、…………」

「――よし、気絶したな。あからさまな悪役面してると、鳩尾にボディブローすることに大して抵抗ねぇからいいぜ。よし呉葉、空間移動、頼んだぜ」


「……――うむ、ご苦労だったな狼山」

「しかし、こんなヤツにまで、例の指輪が配られてるとはな」

「ある意味、究極的に平等な国家だ、と言う事は分かったがな」


「――で、やるのか?」

「ああ、やるとも。やはり、のんびり事を構えているワケにもいかんからな」


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