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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第十三章
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《第398話》『最強の妖狐』

「そ、んな、ムチャクチャ、な――!?」


 鳴狐の剣撃が、掴みかからんとしていたサンジン・ショコウの両腕を斬り落とす。


「そうとも。広げられぬ穴を無理やりこじ開けるようなものじゃからな。じゃが、余にはそれができる」


 サンジン・ショコウの両サイドの口から、灼熱の火炎が。正面の口から無数の弾丸が放たれる。

 すると鳴狐は、「二人の存在」となって跳躍し、それを躱した。

 そこに、三本の尻尾が貫かんと襲い掛かかる。

すかさず「突如現れたさらに一体」の鳴狐が、剣の側面を持って鋭い針の生えたそれをせき止める。止められた針先の前を、悠々と二体の鳴狐が抜けていく。


「ナニ!? ナニ、ナニがオこってるのよォッ!?」


 二体の鳴狐が、×字に猫の胴体の下半身をカット。尻尾を止めていた一体の鳴狐の背後から、「もう二体」の鳴狐が出現。地面を蹴ろうとしていた前足を、人型の腰あたりからクロス状に切断。


「何故か分かるかえ? なぜなら、それは余が――、」


「総計五体の鳴狐」が、全て確かな質量を持って駆け巡り、サンジン・ショコウの人型の胴体をバラバラにする。


「白面金毛九尾の狐、その娘だからじゃ」


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