表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第十三章
392/1022

《第391話》『三乗の戦闘能力』

「何ともまあ、随分やぼったい名前になった上にデカくなったもんじゃのう?」


 体高、目測3mほどだろうか。「サンジン・ショコウ」と名乗った、三人の合体した姿。

 ――というか、ロボットだったの!? どこがどう接合して今の姿になったのか、皆目見当つかないけど!


『オオきくナっただけだけじゃないわよォ~?』

「はんっ! 図体が膨れ上がった分、トロくなったのではないかと心配しているのじゃがな?」

『あらん、タメしてミるぅ?』

「やってみろ!」


 鳴狐が煽った途端、サンジン・ショコウの姿がかき消えた。


「――ッ!」


 鳴狐の背後に、その巨大な金属の身体が足を降ろす。

 ――狐の大妖怪の頬から、つーっと赤い血が垂れる。


「藤原 鳴狐!?」

『アハハハハハハハ! わざとハズしてあげたんだけれど、どうかしらん?』

「フン、だから敢えて棒立ちしてやったまで、じゃ」

『ヘらずグチをォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!』


 サンジン・ショコウの背中から、十にも上る数の刃が飛び出した。それらは巨大なマシンの周囲を取り巻くように浮遊し始める。


「フン、貴様がその気であるならば、余もそろそろ本気を出してやろうかのう。後悔するなよ、鉄屑ども――ッ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ