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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第十章
258/1022

《第257話》『偶然と言うのは恐ろしい』

「アハハハハ!? 今日の衣装はまた一段と滑稽だな!」

「妾とてこんな真っピンクは好みなどではない――ッ!」


 幻影と呉葉が対峙する。実にあの時の旅行以来の顔合わせだろう。


「しかし、フム――なるほどな」

「なるほどな、ではなかろう! 貴様はもう少し空気を読めんのか、何故このタイミングで現れたのだ!?」

「そのようなことを言われたとしても、妾は言い訳も何もできぬぞ? ぶっちゃけ、妾はこいつが誰なのかもよく知らぬ」


 胸を張られてそんなこと言われても――まあ、このヒトの自由奔放っぷりを見るに、実際に他意はないのかもしれないが。


「そんなことはどうでもいいのです!」


 と、カオルさん。


「重要なのは、そこにいる童女のようなちんちくりんが、滅ぼされたと思われていた狂鬼姫であると言うこと!」

「ぐはっ!?」

「――どうしてピンクのヒトが吐血するんですか?」

「ななな、なんでもないよカオルさん!」

「そ、そうだ、夜貴の言う通り、なんでもない、ただの持病だ――!」


 まあ、流石にこれだけ本物の呉葉の服装が奇抜だと、本人だとは思われないようだ。しかし、状況は依然としてよろしくない。


 どうすれば、呉葉の存在を本部に隠し通せるのだろうか――。


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