表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第十章
249/1022

《第248話》『爆炎の断罪人』

「人を害し、人ならざる者、道を踏み外した者を処分。それが、我々平和維持継続室の仕事では?」

「う、うん、間違っては――その、無いんだけど、ね?」


 ぷすぷすと、焼け野原と化した山。全く、とんでもないことをしてくれたものである。

 なお、ハブとマングースは煤で真っ黒になり、気を失いながらも普通に生きているようである。あの二人の生命力が強いのか、それとも「いなおずん」が思ったほど威力がないのか。


「では、イオナズンを唱えることに何の問題があると言うのでしょうか?」

「う、うーん――」

「邪悪なる者共に破滅の鉄槌を。それが我々であるはず。ですが、ここの事務所のぬる具合は何なのでしょう?」

「ううっ、返す言葉もない――」


 実際、ウチの事務所は他のところに比べて退治や暗殺という事態に陥る事案は少なめだ。これは僕達が担当する相手が平和主義というわけではなく、本部そのモノが過激な中、比較的穏やかな方法で対応しようとしているため、相対的にそうなっているのである。


 鬼神・狂鬼姫である呉葉がひっそりながらもそこそこ平和な暮らしを送っているのも、最初に対応することになったのがウチの事務所であったためだ。他が担当したらどうなるか――それはあまり考えたくはない。


 ――このヒト、どうしよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ