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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第九章
244/1022

《第243話》『平和の後に起こりたるは』

「夜貴、妾は平和が好きだ」

「うん、知ってるよ」

「鬼ゆえについ戦いに血が騒ぐこともあるが、それでも平和を愛している」

「うん、それもわかってるよ」


「だから――」

「…………」


「夜貴、コーヒーメーカー欲しい!」

「ダメだよ!」


「なぜだ!? ワンボタンでコーヒーを入れてくれる素晴らしい機械なのだぞ!?」

「そんなのなくても粉とお湯入れればできるじゃないか!」

「そんなモノ言われずとも分かっておる!」

「せめてもう少し利点を引きだしてから言いだしなよ!? ともかくダメだよ!?」

「だからなぜなのだ!?」

「以前浪費しすぎてゴメンって言ったの誰だよォ!?」


「ハァ――ハァ……」

「ハァ――……ふぅ」


「なあ、夜貴」

「何?」


「こんなことで喧嘩できるとは、やはり平和だな」

「まるで世紀末状態から帰還したみたいに――」


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