24/1022
《第二十三話》『報復!』
「おい、愚かな二輪コッコ集団どもよ!」
「あん? なんだ、このガキ――」
「それ程騒ぎたくば紛争地帯でデコイでもやってろクソガキどもォッッ!!」
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!?」
…………、
「おい、そこのやかましい土建屋ども!」
「うん――? どうしたんだい、お嬢ちゃ――」
「今週に限って突然工事するでない! 一週間の臨時休暇をくれてやるわッッ!!」
「いったい何をぎゃあああああああああああああああああああああああああああッッ!?」
…………、
「おい貴様ら、そんなに空き地で野球がやりたいか?」
「んあ? なんだよこいつ?」
「妾がピッチャーをやってやろう。ほうら、受け取れェッッ!!」
「ふぐぅあァッッ!?!?」
…………、
「ふぅ、すっきりした。では夜貴、引き続きふにゃふにゃいちゃいちゃするとしよう♪」
「うわぁ、死屍累々――」




