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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第一章
23/1022

《第二十二話》『騒々しい一日』

「うにゃ~ん、夜貴ぁ~♪」

「はいはい、いい子いい子」

「もっと、もぉっと妾を撫でよ~、妾を猫だと思い撫でまわせ~♪」

「ね、猫はしつこくすると怒ると思うけど――うん、わかった」

「うぅん、くるるる、ごろご――」


 ヴォヴォヴォン! ヴォヴォヴォヴォン!! ヴォヴォヴォヴォヴォヴォン!!!


「…………」

「えーっと――、なでなでなでなで」

「ふぁっ、みみは、やめっ――」

「え、え、ダメ、だった――?」

「いやぁ、もっと、続けてくれ――ふにゃぁ」

「うわっ、鬼とは思えないくらい顔が緩んでる――」

「わらわ、みみはよわいのだぁ、おぼえておくとよいぞ、よた――」


 ガガガガガッ! ウィーン! ギギギギギギッ! ガガガッ! ギュイーンッッ!


「…………」

「え、えっと、そう言えばその、珍しくえっちなこと、迫ってこない、ね――?」

「わらわ、こうしてみっちゃくして、たわむれるのも、きらいではないのだぁ」

「そ、そうなんだ――」

「そう、なのだぁ。だから、もっと、もぉっとそのてで触れてくれぇ」

「よぉし、よしよしよし――」

「ひゃっ、にゃぁ、ううん、ごろごろごろ、うにゃ――」


 パリーン! ボコッ!


「いだぁっ!? おのれぇ、さっきから次から次へと、いったい何なのだァ!?」


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