表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第八章
229/1022

《第228話》『望み、遂に叶わず!』

「花見ッ!」


 アタシは僅か一日で元に戻った事務所、その事務室の扉を開けはなった。


「まだ言ってんのかお前――」

「アタシは諦めたりしないよ狼山! 今日こそ邪魔する奴はいないハズ!」


 コーハイはふうりの化けたものじゃないし、そのふうりもアタシへの怨みからの嫌がらせをしてくることもなくなった! 酒盛り、酒盛りだ!


「あ、ディア先輩」

「お、コーハイ! お前も呉葉ちんと一緒に花見にいこうじぇえ?」

「いや、その――言いづらいんですけど……両手出してください」

「えっ」


 アタシの広げた両手に乗せられる、書類の束。


「昨日崩れた事務所関連の、始末書です」

「あれやったの呉葉ちんだよなァッ!!?」


 呉葉ちんこと狂鬼姫は退治されたことになっている。そのため、彼女の存在を始末書上に明らかにさせるわけにはいかない。そう言うことなのだろう。


 なんにせよ、だ。


「すみません、お花見は無理です」

「言われなくてもわかってるよォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーッッ!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ