表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第八章
207/1022

《第206話》『そうだ、花見に行こう!』

「遂に――遂に、この日が来た」


 笑いが堪え切れず、くっくっくとアタシは肩を震わせた。事務所の他の奴らにアルコールの切れたアル中を見るような目で見られたが、今は充分充填されている。


 見よ! 窓の外で暖かに照る太陽を!


 見よ! 激しくも優しく吹きすさぶ風を!


 見よ! 木々に咲き誇る桃色の花を!


 この高揚感は、まるで取り上げられた酒を取り戻した時とよく似て、しかしその大きさは相乗効果で比類なく巨大になり。

 酒とつまみ、そしてこの風光明美で雅極まりない圧巻な景色! この三種の神器がそろった時、アタシ、クラウディア・ネロフィはこう叫ぶのだ。


「さあ、花見に行こう!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ