表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
第五章
118/1022

《第百十七話》『よすぎる耳も考え物』

 それは、僕と呉葉がお昼にお雑煮を食べているときだった。


 ピンポピンポピンポピンポピンポーン


「何事!?」


 インターホンの激しい連打が、僕らの昼食の邪魔をした。けたたましい押し方をされると、チャイム音でも恐ろしく思えるモノだ。


「全く、昼間っからやかましいな」

「僕、出てみるね。――はい」


 通話のための受話器を取り、外にいる相手へと話しかける。


『じぃじが、ちっさいのを呼んでる』

「え?」

『…………』

「――イヴちゃん?」


 たった一言発せられただけで、呼び鈴を押した相手はそれ以上何も語ろうとしなかった。――おそらく、それで充分だと思ったためだろう。

 ――しかし、


「零坐さんが呼んでるって、いきなりどうし――どうしたの呉葉!?」

「い、いま、思いっきりハートを抉られた――」

「地獄耳で自分が地獄に落ちてどうするの!?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ