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鬼嫁! 呉葉さん!  作者: /黒
表紙、などありません
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登場キャラクター・用語集

●登場キャラクター


樹那佐きなさ 夜貴よたか「ひょわぁっ!? 耳元に蚊が!」

主人公。18歳。平均より僅かばかり小さくひ弱に見えるが、魑魅魍魎の退治を専門とした仕事をしている。

虫が苦手。耳元で羽音が聞こえるとびっくりして縮み上がる。

この若さで(主に呉葉のおかげで)一戸建て持ち。もっとしっかりせねばと思っているが、なかなかうまくいかない。

命がけの仕事であるために、意外と稼ぎもしっかりしている模様。



呉葉くれは「くっくっく、妾がそれを読めぬと思っていたか?」

夜貴の妻。年齢不詳。膝裏まで伸びた長く白い髪に、透き通るような白い肌、普段着る服も白と、とにかく白い。だけど牛乳は嫌い。だからというわけではないが、結構小柄。

瞳の色は赤で切れ長で、一見不思議な雰囲気をたたえた美少女である彼女の正体は、なまら強力な鬼だったりする。

本来は金銀財宝を湯水のごとく使えるほどの財産を持っていたが、結婚生活を始める際「多すぎる富は不要」とばかりにどこぞの見知らぬ誰かの口座に放り込んできた。

でも、へそくりはある。あと、景気よく手放したはいいがなかなか浪費癖が抜けない。時々ドジ。

昔は、「狂鬼姫」と呼ばれていた。



・クラウディア・ネロフィ「アタシの瞳は4000度! 蒸発したくなけりゃ、さっさと降参するんだね!」

夜貴の事務所の先輩で、22歳――と提出資料上はなっているが、本当かどうかちょっと怪しい。半分人間、半分悪魔だし。溶岩の滝のような長く流れる赤い髪と、グラビアモデルのような豊満なスタイルが特徴。

専門は夜貴と同じく、ヒトならざる者を倒すことであり、刀と銃、それから炎系呪術を武器に器用に、素早く立ち回る戦術を得意としている。

性格の方は大雑把かつ大胆、そして悪戯好き。四六時中ハイテンションである。

好きな食べ物はハンバーガーやフライドチキンと言ったファーストフード。仕事柄故か、はたまた体質か、全て胸や尻に栄養は行っている模様。



狼山ろうやま 駿也しゅんや「クールに決めてやるぜ! 楽しませてくれよ?」

夜貴の事務所の先輩で、19歳の青年。黒のロングコートと言う出で立ちで、整った顔立ちをしているため、画面の中ならカッコいい。

夜貴とは異なり、相手は大物人物や秘密組織と言った人間が主。そのため、やることは殺し屋に近い。武器は「コルト・シングル・アクション・アーミー」というリボルバー拳銃。

格好つけたがり屋で、職業柄目立ってはいけないはずなのに割と衣装に拘っている。現在はハードボイルド作品の影響を受けている模様。

また、職業上の相棒がいるが、そちらは人間ではなく、そして見た目も可愛らしいために少々苦手だったりする。



思誓しせい ゆう「えりんぎ」

狼山の仕事パートナー。長い黒髪で真っ黒なゴシックドレスの女の子で、背丈も狼山の半分強しかない。

その正体は人形で、とある事件で狼山に救われて以来、魂を持つ彼女は懐いたかのように四六時中そばにいる。

彼女の球体関節には特殊な糸が仕込まれている。視認が困難な程細いが、ピアノ線よりも頑丈で、本人の意志で鋭利な刃にもなる。

常に無表情であるため、何を考えているかはわからない。が、パートナーの狼山曰く、その内面は悪戯好きの子供そのモノのよう。



牙跳羅がとら

呉葉の愛車。車種は「日○・GT-○」。

1500万円する国産スポーツカーだが、夜貴が車のことを分からないのをいいことに、中古150万円で購入したことになっている。

一目見て惚れ、性能を知って気が付いたら買っていたらしい。「妾にふさわしい最高の車」といい、名前まで付けて大切にしている。

60回払いローン、月々25万。それに加え、家のローンもまだ払いきっていないために結構家計が苦しい。夜貴の稼ぎがいいので何とかやっていけている。

ぶっちゃけ、車にわか知識の作者が出したかっただけ(ry



・百々百々 憲寿どどもも のりとし「あ、っはっはっはは、その、えっと――その件は、もう少し先延ばしで……」

平和維持継続室の夜貴が在籍している地方事務所の所長。中年の小太り男で、頭はバーコード。

いつもぺこぺこしており腰が低く、決して気が大きいと言えるタイプではない。実際、現場仕事よりも事務の方が得意のようだ。

妻子持ちだが、仕事内容は家族にも内緒にしている。上層部にも奥さんにも圧力をかけられている、地味に幸の薄い人。


・にゃんこ「にゃーん」

かわいい。



・ツチノコ

幻の生き物。蛇の頭と尻尾を持ち、胴体は太いとされる。

移動方法は不明。尺取り虫のように体を屈伸させて進むとか、尾を加えて丸くなり転がるとか言われている。

かわいい。



静波多しずはた 藍妃あいひ「ちょっと、いつまでそれやってるのよ! ――仕方ないわね、伝ってあげるから、さっさと終わらせなさいよ?」

夜貴の同期。18歳。施設にて、同じように訓練をしていた少女。謙遜はするモノの、夜貴と違い優秀。テンプレなツンデレでもある。

態度はそっけないが、どうこう言いながらも何度も助けてくれたりする夜貴の友人。

ショートカットヘアーで、服装は今の流行もの。特殊能力は、あらゆる器物の改造。地味であり、能力か疑わしいが、物理法則を無視した改良をモノに施せる。

実は昔から夜貴に惚れていたが、彼が鈍感であるために全く気が付かれなかった。



・穹島 栄ノきゅうしま えいのすけ「ようやった、と言いたいところじゃが、儂の幻術を甘く見ないほうがよいぞい?」

元は「平和維持継続室」に所属する、強力な能力を持ったハンターだった老人。死んだとされていた。

飄々とした人物ではあるが、敵対する者には一切容赦することのない、非情に徹することができる。――もっとも、やはり教え子相手にはどこか甘くなるようである。

「平和維持継続室」に所属するハンターたちが、組織のために己をないがしろにする教育を施されていることに疑問を持ち、反旗を翻した。

だが、着々と準備を進めている中、組織に自らの計画がバレてしまい、ハンターを送りこまれることになる。

「物理幻術」という術を用い、戦う。



・もう一人の呉葉

穹島の「物理幻術」によって呼び出された、夜貴と出会う前の鬼神。本来なら、夜貴が眠った時点で消えるはずが、なぜか消滅せずに残った。

性格などはほとんど現在の呉葉と同じであるが、鬼である自分自身を強く意識し、そして己に課した使命に忠実である。

なお、過去の呉葉ではあるはずだが、夜貴のイメージが多分に含まれているために、少々異なった行動をとることも。



・零坐

古くから鬼神・狂鬼姫に仕えている一族の男。燕尾服で、物腰柔らかな初老の男だが、狂鬼姫を狂信するほど彼女のことしか見ていない。

人間ではあるが、呪術により肉体を強化し、人をやめている。

結構ヒステリックな性格。嘘は嫌いで、どんな際も包み隠さず、それで自分が不利になろうとも正直に口にする。


・佐藤さん 鈴木さん 高橋さん

町内会の中でも、変なヒト達三人組。順に、男、女、女。

佐藤さんは大柄な中年の寡黙な男、鈴木さんは逆にきゃーきゃーうるさい主婦。高橋さんは不気味な笑い声の老婆である。



・二之前 イヴ(にのまえ いぶ)「ちっさ」

零坐の孫で、長い金髪をサイドテールにした4歳の女の子。零坐の息子とイギリス人女性との間にできたハーフ。

天使のような愛らしさであるが、相手の心の傷に的確に塩を塗りこむことができ、かなり辛辣な性格をしている。

本来零坐やその息子が属する一族は苗字を持たないが、彼女の場合は零坐やその息子が普通に生きてほしいと願った結果、それを与えられた。数字はその名残である。

ちなみに、甘える相手も心得ており、さらに言うならその可愛らしい仮面の裏でとても計算高い。が、嫌いな相手にはそれを越えて容赦しない。



・藤原 鳴狐ふじわらのなりこ「行け、余の一族に太古より仕えし妖怪たちよ!」

黄金の毛並みを持つ九つの尻尾と獣の耳を持つ長い黒髪の女性。十二単に身を包み、気品あふれるその正体は狐の大妖怪である。

妖怪達を従え、狂鬼姫とは異なり裏社会の一派として昔は暗躍していた。

全盛期よりも配下の妖怪が減ってしまったことと、周辺の大気がよろしくないのが最近の悩み。




侍渺茫じびょうぼう「そ、それは無茶振りと言うモノで候っ!?」

鳴狐の部下の、和服の男。その正体は妖刀の付喪神で、とある一件で救われて以来ずっと彼女につき従っている。

が、時々後悔することがあるよう。理由は彼女の人使いの荒さであり、無理難題を頻繁に押し付けられることがあるため。

なお、「いめちぇん」なるモノに最近は興味があるよう。横文字が苦手なので、海外の妖怪か何かだと思っている。




・女将さん「い~らっしゃぁぃ、ま、せぇ~……」

夜貴と呉葉が宿泊する先の、文字通り女将さん。葬式にでも出るかのような真っ黒な和服で、黒髪を後頭部で纏めている。年齢不詳。

ネットのレビューには「幽霊」とまでかかれるなど、青白い顔色や喋り方も相まってかなり不気味である。

しかしながら、客対応はかなり丁寧で仕事もゆったりとした口調とは裏腹に機敏。――だけど、要件を話し始める際は突然客の背後から現れたりする。



・ふうり「これでも、おらは化ける術だけは他者に引けを取らないんだべ!」

タヌキの幼女。白徳利と言う名の父がいる。変化の術の才能がすこぶる高く、それでいて努力を怠らないため有力な妖怪でもなかなか見破れない天才児。



・カオル・クルチャトフ「イオナズン」

黒髪ショートの、男か女か分からない新人。夜貴が所属している事務所に入って来た。

遊とはまた違った意味で表情がなく、冷然としているが、某RPGの呪文をこよなく愛し、一にも二にも爆破している。本物の呪文じゃないけど。

当然、異能は爆発を引き起こすこと。見た目は派手でも、威力にはどうもムラがあるようだ。



謳葉おうは「にゃっはー♪ どーん!」

双子の鬼の片割れ、姉の方。明るく無邪気。妹の活葉と共に、突然呉葉の前に現れる。

とんでもない身体能力を持ち、とてつもないスピードで動き、見た目にそぐわぬ豪腕で相手をねじ伏せる。

やることなすこと、全て直感任せ。感じたままに笑い、泣く純真無垢な女の子。

戦隊ヒーローや某仮面のライダーといった、どちらかと言うと男の子向けの特撮やアニメが好き。



活葉かつは「興味ないわ。――本当よ。わたしは興味ないわ」

双子の鬼の片割れ、その妹。物静かでおとなしい。双子姉妹は全く性格が真逆である。

強力な妖術を使うことができ、鬼火を自在に操る、暗示をかけるなどを行えるが、身体能力はいたって普通の人間の女の子。

思慮深く、そして物事を達観して見ており発言もなかなか辛辣だが、本心はやはり普通の女の子的な面を持つ。

趣味は本を読むことで、呼びかけても返事しないことが多い。なお、結構地獄耳。特に悪口は聞き逃さない。



・邪気の影「グググ、我ト一ツニナルノダ――!」

???



・狂鬼姫・四天王

それぞれ、剣奉けんぶ臓惹ぞうじゃく静菱じょうりょう百棍びゃくこん、と言う名の妖怪達。

その実力は、かつて鬼神として名を馳せていた呉葉であっても唸るほどの実力(勿論妖怪としての力的な意味で)だが、四人ともがなかなかに曲者で、その扱いには主本人が一番頭を痛めている。



・道摩法師「汝、我に妙に厳しく当たってはおらぬか――?」

かつて呉葉が「白鬼」と呼ばれていたころ、閉じ込められているところを助けた陰陽師。

安部晴明を好敵手と語り、その実力もとても高いことをうかがわせるが、どこかぬけている様子がある。



・怪人トンマロク『クカカカカ! ワレと共におどろおどろしく舞い踊ろうではないか!』

謎の怪人。謎だと言ったら謎である。笑みを張り付けたような仮面に、黒いシルクハット、マントと言った出で立ちの長身の男。

よくわからない攻撃を、よくわからない手段でよくわからない目的で行うよくわからないよくわからない者。



・冀羅「俺様のアフターファイアに炙られてるんだなァ!」

狂鬼姫の一派――に特に加わっているわけではないが、その辺り一帯の妖怪が呼ばれたために、気乗りしないながらも集合した。

元々は妖怪と言うよりも、付喪神に近い存在。すなわち、本来は「道具」だった。しかし、本来そう言った変化をするには早いほど若い。

そうなった経緯は、ある事件が原因のようであるが――。



・トム・トーマス・トールマン「Oh! MeのことをKnowしたいのデースカー?」

アメリカの、「平和維持継続室」に近似した組織の構成員。担当は夜貴やクラウディアと同じく異能・怪現象。

とても気さくな性格で、しかし本人曰く日本語学びたてのために言葉には英語が混ざる。それはもう、エセアメリカ人張りに。



●用語集

・平和維持継続室

国家秘密機関であり、警官や自衛隊と言ったモノでは対処できない、一般人には知られてはならない化け物や、秘密組織、人物の処分が主な仕事。

全国にいくつかの事務所があり、それなりに互いに連携も取ることがあるが、基本的には各地の事務所に仕事は丸投げである。

――と、名前を出したはいいが、多分まともに職務している姿は書かれないような気がする。



・物理幻術

これは相手の思考に現れた存在を、そのまま具現化するという穹島 栄ノ輔の編み出した幻術。

ただし、発動するには相手の頭に触れなければならず、そしてその幻影を持っていた相手が意識を失うと、幻術は効力を失ってしまう。

強さや能力、姿形を本人の思い浮かべた通りに再現し、使役するが、取り出したそれがあまりに強力であるとイレギュラーが起こるとか起こらないとか。



・殺生石

とある大昔の妖狐が退治された時に、その姿を転じた物。毒気と強い妖気を周囲に放ち周辺の動植物を死に至らしめていたが、徳の高い僧に打ち砕かれた。

しかし、砕かれ破片となってなお強い妖力を秘めるそれは、妖怪にとっては強力な力の元となりうる。

そのため、狂鬼姫・呉葉が管理しており、人知れない場所へと封印していた。



・サンジン・ショコウ

三体の機械改造を受けた妖怪の式神が合体したもの。性格の方はかなり陽気だが、その一方でかなり残忍でもある模様。

猫の胴体のような下半身は四つ足による安定性とばねの力を利用した瞬発力を持ち、鋭い爪の生える腕は重量も相まってすさまじい破壊力の物理攻撃を繰り出す。

また、10基もの遠隔機動兵器が内蔵され、突撃の他、瞬間効果のガスを放つことができるなど、その設計に隙は「ほぼ」無いと言っていい。

本機は三面で尻尾が三本生えているが、それぞれが一つずつの量産機も存在する。そちらには遠隔機動兵器が積まれておらず、人格も存在しない。




・黒永シューティングスター

1980年代、とある峠のアンダーグラウンドなレースで名を馳せていた二人が発足したレーシングチーム。

男女二人のドライバーとプラス8名と言う、一般的なレーシングチームの3分の1の人数で運営する無茶を行ったチームであり、ぶっちゃけ立ち上げた直後から空中分解しそうな状況であった。

元の二人が非公式レースとは言えその筋で有名だったため、何とかスポンサーを集める事は出来たらしい。


(※登場キャラクターや用語は今後増える可能性大。というか増える。増えます。)

(※登場キャラクターや用語は今後増える可能性大。というか増える。増えます。)

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