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宮中薬師の推理帳 — 王都に眠る薬と嘘

作者:お試し丸
王都〈碧都〉の内裏には、薬を扱う下働きの少女がいた。名は綾乃(あやの)。幼い頃に薬師に拾われ育ち、薬の調合と人体の微細な変化を観察する鋭い目を持つ――だが彼女には、永遠に解けないはずの「過去」があった。

ある夜、側近の一人が謎の急死を遂げる。外見上は病による自然死とされるが、綾乃は薬の調合に残された微かな“矛盾”を見つける。副作用では説明できない痕跡。やがて小さな“事故”は、宮中に眠る古い約束と権力争いの影を動かす。

下働きの身では直接の証言力を持たない綾乃。だが薬学知識、観察眼、そして偶然心を許した若き中務・壬生(みぶ)との交流を武器に、断片を紡ぎ始める。彼女が解くのは“薬の謎”だけではない――王都を揺るがす「誰かの嘘」。薬は真実を匿うことも、暴くこともする。綾乃はその狭間で、己の出自と向き合いながら、一歩ずつ答えへと近づいていく。
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