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オープニング

「近い内に日本のみならず世界は崩壊する」

 だが

「人が生きている限り警察機構は存続させる」


 その号令と共にPOLを冠する48体のロボット警察官が敬礼をした。


 広々とした警察庁警察学校の体育館での極秘会合であった。

 静寂の中で重々しい空気がそこに集う誰もの足元から立ち昇っていく。


 ロボット警察官は各県警に一体ずつ配属され、最初のプロトタイプPOL000は壇上で警察庁長官である荒神静音の横で1人控えているが山口県警へと行くことが決まっていた。


 荒神静音は立ち並び敬礼をするPOL系ロボット警察官とそれを受け入れる各県警本部長を見下ろして

「もう我々が会うことはないだろう。警察官も人である。我々も人である。様々な思いがあるだろう。だが、最期の時まで警察官としてあれと願う。宜しく頼む!」

 と敬礼をした。


 同時に全員が敬礼をして返した。


 この日。

 想定された終末戦争後の日本を導く運命のロボットたちが日本各地へと飛び立ったのである。


 ……終わりのその先に続く未来のために……


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