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第2話

まぁ大変だったよね。

気が付くと次の日の朝だった。

窓の外からは小鳥達の囀りが聞こえる。

所謂朝チュンという状況だ。

それから俺はギルドを後にし、家への帰路に着いた。

そして町外れの通りを歩いている時に、横に伸びている路地から何やらただならぬ感じの人の声が聞こえてきた。

気になった俺は路地の方に耳を傾けて声をよく聞いた。


「きゃー!誰か助けてー!強姦魔よー!犯されるー!」


その声を聞いて、困っている人を見過ごせない質の俺は、助けようと路地の奥へ向かった。

すると奥には更に曲がり角があり、その奥で事件は起きているようだった。

俺は角の壁に張り付いて奥を少し覗き込んで様子を窺った。


「げぇっへっへっへ!

こりゃ上玉の女だぜぇ、どこかのお姫様にちげぇねぇ。」


「おい、早くやって俺に代わってくれよ!」


「まぁ待てってこういうのは焦らずじっくりと…。」


状況を大体掴んだ俺は思った。


(なるほど、本当に強姦のようだ。

どこの世界でもこういう奴らはいるんだな、やれやれ。)


俺はあらゆる経験が豊富な玄人なので、こんな普通の奴が見たら取り乱す様な状況を見ても、やれやれくらいにしか思わないのだ。

こんな女を性欲のはけ口としか見ていないようなクズ共は許せないので、直ぐに助けたいのはやまやまだが、今はまだ奴らの隙が十分ではない。

今飛び出せば、まぁ俺がこんな雑魚共に負ける事は万に一つもありえないのだが、慎重になるのに越した事はない。


(仕方無い、もう少し様子を見るか…。)


これは断じて女の子が手篭めにされる姿を出歯亀したい訳ではない。

戦略上仕方の無い行いなのだ。

そうやって暫く様子を見ていると、どうやら一通り事が終わったようで、男達は疲れて脱力状態になっている。

この時を待っていたのだ、俺は仕掛ける事にした。


(よし、そろそろいいだろう。)


「おい、お前達!そこまでだ!」


俺は絶妙なタイミングでエンカウントした。


「な、なんだぁ…?」


男達は気の抜けた反応をした。

そして男達が臨戦態勢に入る前に俺は先制攻撃を仕掛けた。


「ディヴァインライトニング!」


俺は相手が悪党でも命までは奪わない慈悲深き仏の様な心の持ち主なので、雷属性の攻撃で気絶させる様にした。

俺の抜群な腕前の上、男達はへろへろだったので、魔法は見事に命中した。


「ぐぎゃぁあああああ!」


路地に男達の断末魔が反響する。

計算通り奴らは気絶したが、辛うじて生きている感じなので、こいつらには強力過ぎたかもしれない。


(0.0000000000001%くらいの力しか出してなかったんだがな、やれやれ。)


まぁとにかく最悪の事態になる前に水際で悪事を防いだので結果オーライだろう。

そして無事に助けられた女は俺に感謝の言葉を述べてきた。


「危ない所を助けて頂いてありがとうございます。

私の名前はイスラプラジェーニャ=スカトロジーナ=エクスクレメンティア

と申します。

このエクスクレメンティアの王女です。

愛称のイスラとお呼び下さい。」


そして俺も礼儀正しく自己紹介をした。


「俺はシン=セィキェ=ヴァンゲリオン。

しがない冒険者だ。」


「まぁなんて素敵なお名前なんでしょう。

あなたは私の貞操の恩人で、超絶完璧聖人賢者です。

お礼をしたいのでお城までお越し下さいまし。」


俺は別にお礼になど興味は無い無欲な聖人だが、あまり拒むのも返って失礼だという事を弁えているから、それに従って城に行く事にした。

そしてイスラに連れられて15分程歩いたら城の前に到着した。

そこには大きな門があった。

そして俺はその門をくぐる前に、誰に言われるでもなく、2回お辞儀をして2回手を叩き、そしてまた1回お辞儀をした。

これは「二礼二拍手一礼」と言って、神聖な建物に入る時のマナーだ。

俺は知識と経験が豊かなので、このくらいの事は余裕で知っているのだ。

するとイスラが感心して言った。


「まぁなんて礼儀作法が出来ているのでしょう。

こんなに立派な人間は見た事ございませんわ。」


「いえいえ、この程度常識ですよ。」


俺は謙虚に受け応えた。

そうして俺はイスラに導かれて城の中を進み、王がいるという謁見の間の前までやって来た。

そこでイスラが言った。


「ここが王のいる謁見の間になります。

心の準備はよろしいですか?」


俺は肝っ玉が大きいので心の準備はオーライだったのでこう言った。


「ああ、問題無い」


するとイスラは頷いて部屋の前の衛兵に合図を送ると、衛兵達が部屋の扉を開いた。

そして俺は部屋の中へ入り、王が座っている玉座の前まで進み、右手を握り拳にし、左胸にあて、左手を後ろに回し腰にあてる形の敬礼をした。

これが偉い人の前に立つ時の正しい姿勢だ。

普段から沢山の漫画やアニメやラノベで学んでいるから間違いない。

すると王が「ふむ」と納得した様子を見せた。

俺があまりにも完璧な礼儀作法をしていたから感心したのだろう。

その後王は喋りだした。


「お主が娘の貞操の恩人の超絶最強賢者聖人か。

確かに話に聞いていた通りとてつもなく出来た人間の様だが。」


俺は答えた。


「はい、いかにも確かに私が貴方の娘を助けましたが、人間として当然の事をしたまでです。

ですので、褒美等は要りません。」


まぁこうは言ったが誰にでも出来る事ではないだろう。

俺だから出来たのだ。


「褒美が要らないとは何と殊勝なお方なのだ。

気に入った!お主に領土と、娘とその領地の全ての女を性奴隷として差し上げよう!」


しかし俺は答えた。


「ありがたいお話ですが、私には過ぎた物でございます。

それに娘を性奴隷にするというのはどうゆう事でしょうか?」


すると王は答えた。


「領主ともなれば激務から色々と溜まるものだから性奴隷が必要になるであろう。」


(なるほど、言われてみれば納得だな。

ごく自然な理屈だ。

何のおかしい所も無い。)


相手は王様なので断り切れないと思った俺は渋々褒美を受け取る事にした。

そして王はまだ喋ってきた。


「その領地の現在の領主は即刻解任して追い出すので、その領主の屋敷に住むと良い。」


「分かりました、ご随意に。

それでは失礼致します。」


終始完璧な受け答えと礼儀作法で謁見を終えた俺は、早速その領主用の屋敷に移り住む為に向かう事にした。

それで俺はイスラに行った。


「よし、今からその屋敷に向かおう。

移動は転移魔法だ。」


「え!貴方様は転移魔法が使えるのですか!?

この世界には存在しない魔法ではないですか!

貴方様はどこまで完璧でいらっしゃるの!?」


「まぁこのくらい余裕だよ、さぁ行こうか。

クイックムーブ!」


俺はこの世界の人がいちいち俺の魔法に驚いてくるのに少しやれやれと思いながら転移魔法を発動した。

ちなみに俺はこれらの魔法を詠唱無しで発動出来る。

これはどうやらこの世界では凄い事らしいが、俺にとっては普通の事なので、カルチャーショックを受けているのだ。

そして領地の入り口までの転移が完了した。

するとイスラが驚いていて言った。


「本当に転移魔法が使えるのですね…。

しかも無詠唱と来たではありませんか…。

私、感動し過ぎてお股がキュンキュンしてしまいます…。」


(まぁ確かに俺は凄いからな、股がキュンキュンするのも無理は無いか。)


そして王に貰った地図を頼りに屋敷を目指して歩いているとそれらしき屋敷に着いた。

すると玄関の前にメイド服を着た数人の女達が立っていて、その真ん中の一人が俺に向かって前に出て来てこう言った。


「ようこそおいで下さいました、新領主様。

私達はあなたにお仕えするメイドです、そして私はメイドリーダーのエクセラスティア=エルデンリングと申します。

エクセラとお呼び下さいませ。

そして家の事は私達にお任せ下さいませ。」


(おお!本物のメイドだ!萌え〜。)


俺はアニメや漫画やラノベが大好きな生粋のレベルの高いオタクなのでメイドさんを見たら興奮してしまうのだ。


(おっといけない、萌えてる場合じゃないな。)


「俺はシン=セィキェ=ヴァンゲリオン。

よろしく頼む。」


俺も自己紹介すると、エクセラがこう言った。


「早速なのですが、この地は領主様が交代になってから地名を改める事になりました。

それで新しい地名を領主様にお考え頂きたく存じます。」


「なるほど…新しい地名か…。」


俺は暫く考えた後に言った。


「確かこの地は赤い魔石が沢山産出される名産地だったよな?

だから赤い石の土地という事で、『クリスタルレッドフィールド』なんてどうだ?」


するとイスラが


「まぁなんてピッタリでうまい名前なんでしょう!

神レベルのネーミングセンスですわ!」


そしてエクセラが


「完璧でございます、流石は領主様です。」


と言った。

俺は日頃から色んな二次元を見てネーミングセンスを磨いているからこんな完璧な名前をいとも容易く思い付いてしまうのだ。

普通の奴ならもっと安直なダサい名前になってしまうだろう。

という訳でこの地の新しい名前は「クリスタルレッドフィールド」になった。

それで俺達は屋敷の中に入ると、エクセラが屋敷内を案内してくれた。

そして一通り案内が終わると、最後にエクセラが言った。


「私はご主人様の夜伽も陛下より仰せつかっております。

もしよろしければいつでもお使い下さいませ。

一応申し上げておくと、夜伽は仕事でございますが、私はご主人様を本心からお慕いしておりますので、夜伽をするのもやぶさかではありません。」


「ははは、社交辞令乙。」


俺は、直ぐに女が自分に惚れていると思う様な浅ましい奴ではないので、基本、女の好意には鈍感な爽やかな好青年なのだ。

そして、引越し後の整理なんかをしていると、時間は夜になった。


「そろそろ夕餉の時間でございますね。

私がご用意致しますので、暫くお待ち下さいませ。」


暫く待っていると、エクセラとメイド達が料理を持って戻って来た。

そしてそれぞれの席の前にメイド達が料理を配膳した。

料理はいかにも中世ヨーロッパという感じの品々だった。


(ああなるほど、こういう感じね。)


俺は教養があるので、それが伝統的な中世ヨーロッパの料理である事が分かるのだ。

そして俺は思う事があるので言った。


「すごく美味そうな料理だな。

でもこういうのも良いが、そろそろ和食が食べたいな。

特に醤油と米!」


俺は古き良き伝統的な日本食を愛する粋でいなせで硬派なラストサムライなのだ。

洋食等にうつつを抜かす軟派な今時っ子とは訳が違うのだ。

するとイスラが不思議そうに言った。


「ワショク?ショーユ?コメ?

よく分かりませんが、シン様はグルメなのですね。

流石です!」


異世界の皆には分からないだろうから、俺はそれらについて親切にも説明してやった。


「和食というのは俺の住んでた国の料理の事で、醤油と米はそれに使われる食材だよ。

どうやらこの国には無いみたいでずっと食べてないから久しぶりに食べたいんだよなぁ〜。」


そして食卓に並べられている物には、野菜の盛り合わせ、つまりサラダがあり、それを食べた。

しかし、何か物足りない、それはその野菜に何も他に味が付けられていないからだ。

そして俺はエクセラに効いてみた。


「この野菜に何かかけるものは無いのか?」


するとエクセラは戸惑った様子で答えた。


「かける?野菜にですか?恐れながら申し上げますが、野菜はそのまま食べるものではないのですか?」


(そうか、この世界ではサラダには何もかけずに食べるのか。

でも何かかけて食べたいなぁ…そうだ!)


俺は閃いてエクセラに言った。


「なぁエクセラ、油と酢と卵はあるか?」


「油と酢と卵ですか?ございますが、まさかそれをサラダにかけるので?

辞めておいた方がよろしいかと…。」


「まぁ任せておけって!」


そしてそれらを手渡された俺は厨房へと向かい、作業を始めた。

俺が何をするかと言うと、何と、マヨネーズを作ろうと言うのだ。

俺は基本的には和食が好きな硬派な人間だが、マヨネーズの様な俗っぽい物も好きだったりする愛嬌のある親しみやすい一面もあるのだ。

そして、マヨネーズを食べる奴は沢山いるだろうが、俺はそこらの材料や作り方も知らずにボーっと生きているだけの愚民と違い、ちゃんと材料や作り方を知っているしっかりした人間なのだ。

そして俺は卵と酢と油を混ぜてマヨネーズを作った。

そしてそれを食卓に持っていき、イスラ達に見せた。


「出来た!」


「これは一体何でしょう…初めて見ますわ…。」


「私も見た事がありませんね…食べ物なのですか?」


やっぱりイスラ達は知らないようなので俺は教えやった。


「これはマヨネーズと言って、俺の国で食べられているソースの一種だ。

サラダとかにかけて食べると美味しいんだぜ。」


そして俺は自分のサラダにマヨネーズをかけて食べてみせた。


(う〜んこれこれ!我ながら良く出来たな!)


するとイスラ達が興味ありげに俺の様子を見ていたのでマヨネーズをイスラ達にも勧めた。

そしてイスラ達もサラダにマヨネーズをかけて食べるとびっくらこいて言った。


「美味しいですわ!こんな物食べた事ありませんわ!

私達は今まで何てしょうもない食生活をしていたんでしょう!

シン様の住んでいた国はとても優れていらっしゃるのですね!

それにシン様自身も料理が出来るなんて凄すぎますわ!

好ましく思います!」


「本当ですね。

これは素晴らしく美味しいです。

こんな物を作れるなんてご主人様はそこらの凡人とは違う類稀なる神ですね。

好ましく思います。」


(こんな物で感動するなんて、異世界の食べ物ってのは大した事無いんだな。)


またまた女子達に好まれてしまった俺は罪作りな男である。

そうして食事を終えた俺は風呂に入る事にした。

そして俺がゆったりと湯船に浸かっていると、浴室にエクセラが入って来た。

しかもすっぽんぽんである。


「ご主人様、お背中をお洗い致します。

というか背中と言わず、全身隅から隅まで。

メイドとして当然の責務でございますれば。」


純朴で心が汚れていない俺は、少し慌てふためいたが、折角の厚意を無碍にしたくなかったので、洗われる事にした。


「じゃあお願いするわ。

全身コースで頼む。」


「それでは失礼致します。」


エクセラは俺の体を洗い始めた。

その最中、エクセラの胸が俺の体に押し付けられたりしたが、俺はただの童貞ではないので、そんな事では動じなかったし、反応もしなかった。

するとエクセラが俺の体を撫で回しながら言ってきた。


「ご主人様の体はとても鍛えられていて美しいですね。

すごくセクシーボディです。」


俺は体を鍛える事の良さをきちんと分かっているので、日頃からちゃんと鍛錬をしているのだ。

なので俺は、魔法のレベルも高いが、けしてそればかりに頼らず、肉弾戦もいける口の隙の無い完璧超人なのだ。


「そんな事は無いさ、このくらい普通だろ?」


しかし俺は驕ることなく謙虚に答えた。

そして、俺の体に魅了されて悪ノリ状態になったエクセラが、俺の陰部に手を出そうとしたその時。


「ちょぉーっと待って下さいよーぅ!

エクセラさん、何をしているんですか!?

こんな事許されませんよ!抜け駆けです!アウトです!」


イスラがすごい勢いでエクセラの行動を止めに入った。


「何ですか、イスラさん、騒々しい。

私が何をしたと言うんですか?」


「股間に触れようとしたでしょうが!このあばずれ!

ソープ嬢ですか、あなたは!?」


「別に体を洗おうとしただけで普通の事ですが?

変な言い掛かりはやめて頂きたい。」


二人が口論をしだしたので俺は仲裁に入った。


「まぁまぁ二人共、チンコ洗うくらいいいじゃないか。

王からこの領土の全ての女は俺の性奴隷だって言われてるし。」


俺は完璧な正論で二人をなだめた。

そうすると二人は。


「それもそうですね。

では私達は皆、シン様の肉奴隷ハーレム要員です。」


「そうですね、ハーレム要員同士、仲良くご主人様に嬲られましょう。」


そう言うと二人は俺を体で挟み込むようにして洗い始めた。


「ふふっ、しょうがないな。」


どうしても二人はやりたかったようなので俺はそのままなされるがままにされてやった。

一応言っておくが俺は全然嬉しくはなかった。

彼女達の為にされてやったのだ。

そうして暫くちちくりあった後、俺達は風呂から出た。

そしてそれぞれ自分の寝室へ戻るかと思いきや、全員俺の部屋に来て、俺のベッドに入った。


「おいおい、どうしたんだ二人共?」


「夜はこれからですよ、シン様。」


「そうですよ、夜伽の時間です。

3人仲良くハーレムプレイと洒落込みましょう。」


(やれやれ、仕方ないな。

夜伽をするのも領主の役目だからな。)


夜伽をさせるのも領主の立派な仕事なので、責任感が強く律儀で義理堅い俺は、不本意だがやってしまうのだ。

断じてハーレム大好きな肉欲に塗れた俗物という訳ではない。

状況的に仕方のない事なのだ。


「そうだ、やる前にこいつをかけておかないとな。」


そう言って俺は自分のイチモツに向かって手をかざしある魔法をかけた。


「マジックコンドーム!」


「それは一体何の魔法ですか?」


「これは一言で言えば避妊魔法だよ。

つまりセックスしても子供が出来ない魔法さ。」


「え!セックスをすると子供が出来るんですか!?」


「なんと!それは知りませんでした!」


イスラとエクセラが驚いた。

何と二人は子供の作り方を知らなかった様だった。


(そうか、この世界の人間は子供の出来方を知らないのか。)


そして俺は二人に子供の作り方を詳しく説明してやった。

すると二人は戦慄して言った。


「まさか子供がそんな風に出来るなんて…。

そんな難しい事までご存知なんて、シン様はスーパーグレイトスペシャルインタラクティブインテリジェンスマスターですね!」


「本当です、こんな事が余人の知る所になればパラダイムシフトが起きますね。

ご主人様はウルトラコンチネンタルクリエイティブハイパーレボリューショニストですね。」


(これしきの知識でこんなに褒め称えられるとは…。)


俺にとっては造作も無い知識だったが、一般的にはとてつもなく凄い事だった様だ。

自分ではそんな自覚は無いが、俺はとてつもなく優秀な人間らしい。


「さて、睦言はこの辺にしてそろそろ始めようか。」


「ええ!朝までハッスルしましょうね!

子供も出来ない様ですし、容赦しませんよ!」


「そうですね、3人仲良くお楽しみと参りましょう。」


そうして俺達は夜伽を始めた。

俺は仰向けになり、そこに女達を跨らせ、自分は動かず、女達に動かさせた。

こういう時、領主たる者は、威風堂々とし、他の者より偉そうに振る舞わなければならないので、俺はそうしたのだ。

そんな感じで俺達は愛し合い、疲れ果てて眠りに落ちると、一日が終った。



そろそろ分かってきたかな?

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