表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創造のドラゴン  作者: かずるー
12/12

第12話「大乱闘」

       

          「大乱闘」




このまま押し切るとするかの



エデンは自動で攻撃してくれる魔剣をどんどん増やしていく。



「これはまずいな」


ノヴァの体にさらに傷が刻まれていく。


「こうなったら奥の手だ」


そういうとノヴァは自身に刃を向ける。



なんじゃ自分に刃を、、、


「はっ!」


何かを感じたエデンは引力でノヴァを引き寄せながら、自身に光を纏わせて高速で移動する。

そしてノヴァの手首を氷結させる。


さらに、斥力と風でノヴァを吹き飛ばす。



吹き飛ばされたノヴァを大量の土が手の形を成して受け止める。

土の手はノヴァを握りしめるとどんどん圧縮していきノヴァは身動きが取れなくなる。さらに樹木で縛り付けることでピクリとも動かなくなる。




「なんだったんじゃ、、今のは、、、悪寒が走った」


エデンが考えていると




「やぁ、聞こえる?」


突然声が聞こえてきた。


「誰じゃ!」


エデンが周囲を見るが近くには誰もいない。



「あぁ、僕はゼータ。筋肉ムキムキのやつがいるでしょ?あいつの左側にいる奴、、見えた?」


最初に攻撃してきた筋肉隆々の男の左側にこちらに手を振っている少年が見える。



あやつは確か時間を操る奴の足を治していたやつか、




何をされたかわからんがとりあえずやるか、、、



「ちょっ、ちょっと待って!僕は敵じゃないよ」



「な、思考が読めるのか」



「う、うん、今僕は君と繋がっているからね」



「どういうことじゃ?」



「僕は対象に接続する事で脳内で会話したり、、まぁ色々できる」



「なんか端折ったのぅ」


「大変だったよ、君と接続するの、シアンのサリーにも気付くし、エルフェゴールの死を拳で倒したり。ノヴァとの戦いに集中してくれたから接続できたけどさぁ」



「まぁ、口で言うよりこっちの方が早いや」



瞬間、エデンの脳内に情報が流れ込んでくる。




あの十名が何者かそして何が目的か様々な情報が流れ込んでくる。



「はっ」


眠りから急に覚めたような感覚に陥るエデン。



「どう?これで僕の事信用できるでしょ?」



「確かにゼータ。お主は信用できそうじゃ」




「よし、じゃあさっき伝えた作戦で行くから」




「あぁ、わかった」




エデンは作戦通りにまだ倒していない6人のいる場所へと向かう。





「すでに戦ったクロノ、シアン。それから最初に攻撃してきた不気味な男がいたでしょ?エルフェゴールっていうんだけどもう手の内バレちゃてるし無駄だから戦うなってノヴァから指示が出てるからほっといていいよ」



「ほぅ、そうなるとゼータを除いた5人を倒せば終わりじゃな?」


流れてきた情報によると筋肉隆々の男がイグニ、老人がゼノマ。それに瞬間移動させるやつ、えっーとスペクタだったか、、あとその他3名と




「僕はその他なんだね」



「まぁ、気にするな」



「まぁいいけどさ、それと」



「あぁ言わんでもわかっておる。ユグドラシルとかいう奴もほっとけばいいんじゃろ?」



「うん」



さっき奴らの能力も全て流れ込んできたからのぅ



「奴は最後じゃ」


脳内で会話をしていると6人の場所につく




「じゃあ次は俺が嬢ちゃんとやらせてもらおうかな」


イグニが肩を鳴らす。



「おい、作戦を忘れるな」


イグニをゼノマが制する。



「はいはい、わっーてるよ」



「まずは3人で攻撃だろ?」




「3人と言わずに6人全員でかかってこい」

エデンが挑発する



「蟻んこが1匹だろうと6匹だろうと変わらん」


ほれほれと手招きするエデン。




「えらくなめられたもんだなぁ、えぇ」


イグニはその巨体からは想像もできないスピードでエデンに迫る。




「まったく、見え見えの挑発にのりおって」


ゼノマが呆れながらもイグニに続く。



「じゃあ、僕もいこーと」


それにゼータも追随する。




だがクヒャラタ、スペクタ、ユグドラシルはその場から動かない。




「作戦通りじゃな」




「でしょ?クヒャラタは能力的に君には敵わないからほっとけば平気。ユグドラシルも僕らがやられるまで動かないだろうし、、気をつけるのはスペクタの奇襲ぐらいかな」




「わかった、じゃあ戦闘に集中するかの」


脳内で会話しているとイグニが目の前まで迫っていた。



そして拳をエデンに振り落とす。



エデンは拳を掌で受け止めるとドンと音が鳴り、エデンの立っている地面に衝撃が伝わる。



「何?!」



「どうした?その程度か?」

だがエデンには全く効かなかった。




「いいねぇ〜、おら!」

そのままイグニはエデンの顔目掛けて右ハイキックを放つ。



「よっと」

エデンはすでに受け止めている手を捻りイグニの巨体を地面に叩きつける。


蹴りの勢いも加わりとてもつもない破壊力が生まれる。


イグニは呼吸も困難な状態になる。



次の瞬間、エデンの周囲に鎧を纏った兵隊が10人ほど現れる。



そして、エデンの体に槍を突き刺す。




「そんな力じゃ、ワシに傷一つつけれんぞ」



「そうだろうな、だが邪魔ぐらいならできるじゃろ」



そう言うとゼノマは次々と兵隊を召喚していく




「ほぅ、数だけは確かに凄いのぅ」


目の前にはすでに数万もの兵が並んでいる。



「いけ」


ゼノマの掛け声によって兵たちが行動を始める。


盾を持った兵が前衛を守り前進を始める、そしてその後ろから様々な近接武器を持った歩兵達が歩みを進める。



さらに後ろには砲兵、弓兵、魔法部隊が並んでいる。


そして、それぞれが攻撃の準備を整える。


さらには空からワイバーンの空軍が現れる。



「これは楽しめそうじゃな」

エデンは目の前を覆い尽くす敵に怯まず、不適な笑みを浮かべる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ