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ピコピコハンマー

作者: 岩崎めぐ

今日は面接会に行ってものすごく疲れた。その面接で嫌な思いをしたので、辞めようと思っていた会社に泣きつき、また拾ってもらうことにした。

夕飯を済ませ布団にゴロン。今日は扇風機でも涼しいな。うとうと...今日は疲れている。優しい夢にして...

またもや子供達が現れる。わたしは小学校低学年の男の子たちに胸を触られている。しかも乳首だ。おいおい乳首かよ。わたしは乳首はやめてと、一回寝返りをうったすると低学年の小さな手がわたしのおっぱいの下のあたりを包む。とても優しく。わたしは夢の中で、そうだよあくまで優しくね。乳首触ったらひっぱたかくよ!という。窓ガラス越しに幼稚園児であろうか、おっぱいを触られているわたしを興味深そうに眺めている。子供相手のわたしはそうか、お母さん以外のおっぱいは珍しいんだなと、余裕の身構えで胸を触られている。しかしそのうち脇腹をくすぐられ、やめて!そっちじゃないよ、おっぱいでしょと笑いだす。するといつの間にか子供達はわたしから離れていき、女の子たちが扉をばたんと閉め逃げ去っていく。わたしは扉を開けてみた。女の子達は隅々に隠れていく。

子供達相手の役割を果たしたわたしは一人その場所を離れていく。


そこは山道だった。わたしは浮遊しながらその山を下っていく。途中山道を登っていく人とすれ違う。若いカップルともすれ違う。だんだんと登る人たちとすれ違うのも少なくなった頃、ふもとに田んぼが見えてくる。のどかに暮らそうか...そう思いかけたとき、わたしは再び山を登ろうとする。しかし、ずるずると落ちる。しかもペースが早い。わたしはゆっくり下る道を選ぼうと決め、ゆっくりとまた山道を下って行った。


山道が明るくなる。ネオンが付いているように。いつの間にか山道はネオン街に似た雰囲気を醸し出していた。わたしは楽しい気分になる。相変わらずゆっくりと降りているのだが楽しい。すると人工的な芝生の上にボタンがある。わたしは押してみる。正面にリールが周り始めた。わたしは両手を合わせ、当たりますようにと思わずお願いしてしまった。すると7が揃う。わたしはやったーと、思うのだが、酔いの街は過ぎ去り寝そべったままなにか円の中に数字の入ったレールの中を進んでいく。わたしは日頃のギャンブル好きが転じてポイントの高いボタンを押していく。お金に変わるわけでもないボタンをわたしはひたすら叩いていく。しかしレーンに先はないのだがゆっくり進むのでわたしはレーンから落ちることなく隣のレーンに移る。レーンは先ほどのレーンより進むのが若干早かった。だが高得点をマークするたびレーンは早くなる。わたしはマイナスの得点を押してしまう。するとレーンのスピードは遅くなる。勘のいいわたしは高得点、マイナス点考えてボタンを押す。しかしレーンの幅は細くなる。寝そべっていられる幅もしだいに狭まるころ。馴染みの居酒屋の店員の声二人と友達のさっちゃんの声が聞こえてくる。わたしはあたふたと得点稼ぎに追われているのだが。

はじめはめぐさんの評価は高い。そのうちうわさ話がひやかしになるように店員Aがめぐさん頭は良くないよでも頑張るんだよね〜などと言う。すると店員Bがうちより17違うわりには頭若いと思ったと言う。するとさっちゃんは、あれでいて恋愛とかしたがるしねーなどと口にする。そんなうわさ話を耳にしたわたしは50とマークされた大きいボタンを思いきり押す。しかしそれはマイナス点だった。店員は笑いだし今思いきりマイナス点叩いたよねとはしゃぎだす。だがわたしはまたもやこれだ!と思う高得点のボタンを押し上に上がるのだが頭上はバスケットボールのゴールのカゴのよう。嬉しそうに頭をくぐらせると大きなピコピコハンマーが頭を叩く。


わたしは目を覚ました。

なんだ今のわたしの人生の縮図のような夢は。

子供達のヒーローになったわたしは一人山道を下り、ギャンブルですってんころりってか?

だけど高得点をマークしてピコピコハンマーで頭叩かれるっていいなぁ。

あくまで大きいピコピコハンマーなのだから人生に当てはまると大物を相手に頭を叩かれるのだから。

それは素晴らしいと。わたしの立ち位置の納めどころもよろしくて、今夜の夢はいかがでしたか?^ ^

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