表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
freedomfantasy  作者: 黒猫の手
βテスト編
23/78

お店を持ちました

最近、2000文字未満、1500文字以上な感じで書いてます。


ログアウトするにはまだ少し時間が早いので、商人ギルドへ競売の結果を確認しに向かった。

15個のアクセサリーで最低落札を100Gに設定しているので、全て売れてるとは思いたいのだが、石のアクセサリーなので少し不安だった。


「ようこそ、商人ギルドへ。」


中に入ると相変わらず受付の方の挨拶が聞こえた。そのまま受付へ向かって用件を伝えた。


「前日に出した競売の結果を確認したいのですが?」

「競売の結果ですね。本人証明としてギルドカードの提示をお願いします。」


言われたとおりにギルドカードを受付嬢に渡すとその場で確認を済ますとカードを返却された。


「では調べますので少々、お待ちください」

「わかりました。」


待ち時間の間に依頼の掲示板を確認するも良い報酬の物が少なかった。やはり、朝一でめぼしい物は取られるのだろうか?


「お待たせしました。ユエ様の出品物に対しての落札金額がこちらになります」


受付嬢から落札金額を受け取った。袋は小さく、「やはり人気は無かったのかな?」と不安になったが中身を開けて見ると、G貨幣の上1MG貨幣が5枚と10MG貨幣が1枚入っていた。もうすでに、手数料が引かれているけれどこの金額は予想以上なので正直、ビックリだ。


落札金額を受け取った後に、受付嬢は更にユエに話しかけた。


「ユエ様、もしよろしければ店舗などお持ちしませんか?出品されたアクセサリーの性能がかなり人気で熱い競りになったので、これを機に個人店舗などを持って貰う方が利益が出るとギルド上層部で話が出ているのですよ」

「持ちたいのは山々ですが資金がそこまで無いのでやはりまだ、無理だと思うのですよ」


そう、土地と建物の建設で最低でも150MGは必要で、場所によっては1500MG以上する。

悩んでいる俺に対して、受付嬢は笑顔で内容を話し始めた。


「その点は問題ありません。最初の資金はギルド側が負担して、ギルドへ納める金額を返済まで20%という形で徴収するつもりです。簡単に言えば売れれば特に問題ないと言うことです」


ギルドが店舗の資金を立て替えてくれると言う内容だった。この件は、俺だけ特別ではなく優秀な商人や職人に関してギルド全体で行われる処置らしい。売れる見込みのある者が資金面だけで埋もれて行く損失をなくすためだとか。

この話は、俺にとっては良い話だと思う、何だかんだと職人ジョブを取得している人が結構増えてきているのでここ等で露店じゃなくて店舗持ちだと目立つし宣伝効果も高く他の職人プレイヤーより2歩も3歩も先に行けるので受ける以外の選択肢は俺にはなかった。


「ではご希望の内容があればお願いします。」


希望は住居スペース、販売スペース、工房スペースが欲しいという事以外はギルド側のお任せにした。

やはり、細かいことは慣れてる人に任せた方が上手くいく気がしたからだ。


「では完成したら連絡させて頂きますね。」


うん、勢いでものすごい買い物をしちゃった。借金でだけど悔いは無い。

商人ギルドを出てこの件をまずは下宿先の主人であるネフィーさんに報告しようと思う。






家に着いたらネフィーさんが、いつもの定位置である台所に立っていたので今日の出来事を報告した。


「まぁまぁおめでとう。それじゃあユエちゃんはこの家を出るの?」

「一応、住居兼店舗ですが、やはり此処が我が家と言うか実家でネフィーさんは母親だと思っているので自分の部屋を残していただけると助かるのですが無理ですか?」


早速、話をするとやはりそこの話になった。けど自分としてはこの家は実家みたいなもので時々、帰って来たいと思っているのでそのことを伝えた。


「大丈夫よ。此処はユエちゃんの家でもあるのだからいつでも帰って来てね。」


本当にネフィーさんは良い人だ。自分の我が儘なのに部屋を残して貰えるうえに、いつでも帰って来てと言われたら正直、泣きそうだった。


「ありがとうございます。完成まで当分、いつも通り宜しくお願いします。」


そう言って俺は部屋に向かった。このまま話をしているとネフィーさんの優しさで本当に泣きそうだったからね。


ログアウト前に店舗の方向性と言うか売り物を検討したいた。

売り物は薬品は回復薬(小)ほかに生産できるものがあれば随時使いする方向で、あとは呪紋を掘ったアクセサリーで買い取りも適正査定のスキルで可能なので買い取った素材で作れるもの作ろうかな。

あと、NPCも雇えるよね。まだ、先の話かと思うがリアルの時間もあるから従業員の雇い入れも考えていないと行けない。


うん、自分のお店を持つのは不安もあるが楽しみだな。


あっ、ルナたちに報告してないけどまぁリアルで言えば良いよね。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ