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freedomfantasy  作者: 黒猫の手
βテスト編
19/78

フィールドでの初冒険

久々の戦闘シーン 文章力低いのは許してください

北門を出て道沿いを歩くと森が見えてきた。森の木々は背が高くしっかりとした幹を持ち冒険者を待ち受けてるかの様に悠然と広大な大地に根を張っていた。


「この森は魔獣の森と呼ばれていてウルフやキラーアントなど集団で襲ってくる魔物から亜人のゴブリンなども生息しています。」

「モンスター素材は確保しておきたいね。ついでに採取して薬草なども見かけたら取りつつ山へ向かっていこうか」


目的は採掘なので山への道を進んでいく。


「ユエ様、ウルフの群れが近くに居ます。現状は気づかれていませんが先制で攻撃しますか?」


森の木々の間からウルフが2頭居た。たぶん見えてない場所に数頭居るのだろう。スルーして背後から襲われるくらいならここで倒すほうが良いのかもな。


「よし、倒そうか。一応、私が前衛で戦うので後方から魔法の援護よろしくね」

「わかりました。」


夜の森の中なので種族スキルの闇夜の支配者がフルに力を発揮できる環境なので負ける気がしないな。

右手に炎銅の剣、左手に風銅の短剣を持ちウルフ2頭へ突っ込んだ。

スキルはないけど普通に攻撃は出来るので剣で攻撃して短剣を使って爪の攻撃を捌く。

不意を突いたつもりだが聴覚が鋭いウルフはこっちに気づいていたのか動揺することなく攻撃してきたので思ったより深いダメージを与えられなかった。

2頭を相手にしていると遠くから別の3頭が走ってくるのが見えてきた。


「吹雪、後方の3頭は任せる」

「わかりました」


木々が邪魔になっているため範囲魔法が撃てない吹雪は単発でファイヤーボールとウインドボールをぶつけていた。


1頭がかみついてきたので剣で防ぎ腹を蹴りつけて吹き飛ばした勢いで迫っていた3頭にぶつかった。

ステータスが高いからなのか蹴りだけでもウルフは動かなくなっていた。

短剣に魔力を流して効果を発動させる。短剣で残っていた1頭を腕ごと切り裂いた。


「きゃうん」


何とも可愛らしい断末魔だろうか…少し後味が悪いが残りも殲滅しようと一気に駆けるて短剣で切る。

3頭の首を狩り辺りを見渡した。ほかにウルフがいる気配が無いので剣を収めて剥ぎ取りを開始した。

剥ぎ取りはモンスターが魔石かする前にナイフで特定の部位を切るとアイテムになるのだがこの判定が意外とシビアで中々、上手くいかず5頭の内2頭からしか毛皮が取れなかった。


魔石小×5 ウルフの毛皮×2


鑑定で毛皮を見ると説明があった。


ウルフの毛皮…普通に剥ぎ取ったウルフの毛皮


普通に剥ぎ取った?剥ぎ取り方にも色々あるようなコメントなのでもしかしたら解体専用のスキルもあるのでは?っと思い率先して剥ぎ取ることにした。

ちなみに吹雪が言うにはウルフ5頭はレベル5でもソロは難しく6人PTで狩る物らしい。


薬草集めも見た目は普通の草だが鑑定を使うと一目瞭然で簡単に集めることが出来た。鑑定様様ですな。


薬草…HP10回復する草。様々な薬の原材料にもなる。かなり苦い。

毒消し草…体内の毒を解毒する作用がある草。色々な薬の原材料にもなる。かなり苦い。


うん…使いたくない。良薬は口に苦しとは言うがかなり苦いのに口に入れないと効果が無いのが辛い。


ほかにも木の実や果実も取り森を抜ける瞬間に広い野原にでた。

そこでは4人の人が4体のモンスターと戦っていた。元々6人PTなのだろう4人の後ろに蹲る人影が2つあり多分かなりダメージを受けたと見える。

戦ってる4人もやはりダメージが大きいのか動きが鈍く徐々に後ろに追いやられていた。


「あればジャイアントベアーですね。4体もいるなんてかなりやばいですよあのPT」

「ジャイアントベアー?」


4体の魔物は熊型で大きさが3mは超えていた。確かにジャイアントだね。


「はい、この森の中では上位に位置する危険な魔物で1体でもPT推奨レベルです。私たちも過去に1体を倒したましたがかなり苦戦しました。彼らには悪いですけどここは逃げるほうが良いかと思います」


レベルが高い吹雪がそこまで言うレベルのモンスターなら確かに逃げたほうが良いのだろうが…


「ごめん。やっぱり気づいて見捨てたら後味悪いし行くわ。援護だけで良いしやばいと思ったら逃げて」


吹雪にそう言い武器を構えて野原に出た。


ジャイアントベアーの爪が一人に振り下ろされそうだったので咄嗟に腕輪に魔力を流してファイアーボールを顔にぶつけた。


「大丈夫?助太刀するから体制を立て直して」


ジャイアントベアーを睨みつけながら彼らに語り掛けた。後衛職の二人が瀕死でかなりやばい状態なので咄嗟に先ほど採取した薬草の束を剣士の男に渡した。


「これは?」

「苦いけど薬草だよ。HP10は回復するから使って」


こちらが動かないのを確認したジャイアントベアー4体が4足歩行で駆けてきた。


「炎盾の腕輪発動」


腕輪に魔力を流して炎属性のシールドで牽制してそのまま剣で切りかかった。

筋肉の繊維と毛皮が厚く剣でのダメージが思ったより与えられず薄く切れただけだった。


「やばいな」

「ユエ様!横」


吹雪の言葉で横を見ると別の一体が突進を仕掛けてきた。

短剣と剣をクロスさえて防御するが威力が強く吹き飛ばされて木にぶつかった。


「ぐは。」


痛みはかなり感じる。背中と腕がかなり痛いが徐々に痛みが薄れてきた。自己再生のスキルが発動中なのですぐに動けるようになった。

しかし、この種族じゃなかったら一撃で死んでた可能性のほうが高い。そんなモンスターが4体じゃ分が確かに悪いな。


出し惜しみはなしかな。全力で倒す!


「吹雪、少し時間を稼いでくれ」

「わかりました。拘束系の魔法で動きを止めます。ホーリーチェーン」


吹雪が呪文を唱えると地面から光の鎖が現れてジャイアントベアー4体を縛り付けた。

しかし、4体分なので魔力の消費が激しいのか吹雪のMPが半分以上消えていた。しかもジャイアントベアーにパワーで光の鎖が徐々に音を立てながらひび割れていた。


「眷属創造!我が命じる蹂躙せよ!」


俺の目の前に現れたスケルトンナイトに攻撃命令をすると一気にジャイアントベアーまで近づいて剣で一撃加えた。

俺も剣と短剣に魔力を流し、縛りついていた1体に切りかかった。


「グヮ」


腕を切り取られて苦悶の声を上げる1体にそのまま追撃を加えてとどめを刺した。

スケルトンナイトも剣と盾を上手く使い攻撃して1体を倒していた。

眷属のステータスは俺のステータスを反映するのでかなりの戦力になっている。


ジャイアントベアーたちも獲物と思っていた相手の反撃で仲間をやられた事で敵として認識してきた。


「やらせない!ファイヤーボール」


1体のジャイアントベアーが突進を仕掛けてきたが吹雪の魔法の援護で動きを止められその瞬間に俺とスケルトンナイトで攻撃を加えて腕を切り落として頭を落とし倒した。残り1体!

この感じなら倒しきれると思っていたら残りの1体から赤い煙が出ていた。


「グゥゥ」


吠えた瞬間一瞬こっちの動きが止まった。多分、こいつのスキルだろう。その間にスケルトンナイトへ爪での攻撃を加え吹き飛ばした。

短剣ですかさず攻撃をするが赤い煙の効果か風銅の短剣のフルパワーでも切り落とせず俺もジャイアントベアーの爪の攻撃を受け地面に叩き付けられた。

吹雪も攻撃魔法をジャイアントベアーに放つも今までより与えるダメージが少なく感じた。


ジャイアントベアー HP900 (狂化)


鑑定をしてわかった結果、狂化状態でステータスが上がってる可能性が高かった。

両手の武器を構え直し、ジャイアントベアーと対峙した。

爪の一撃が腹を裂いたが自己再生のスキルとエナジードレインで回復しながら剣で腕を切り、短剣を肩に突き刺した。

一進一退の攻撃で徐々にジャイアントベアーの体のあちこちに傷が出来ておりダメージがかなり蓄積されているように見えた。


「はぁぁぁ」


防御を捨てて右の剣を3度十字に切りつけて短剣を胴へ一閃。そのまま、回転の反動を利用して剣でも一撃入れるとジャイアントベアーは大きな音を立てて崩れ去った。


スキルを使わずに連続攻撃を出した反動なのか頭痛を体のだるさが襲い掛かって来て俺もその場に跪いた。


「ユエ様!」


吹雪が俺に駆け寄って回復魔法ヒールをかけてくれた。





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