封筒パンチ
ポストから茶封筒が落ちてきた。
僕は、茶封筒にすかさずパンチした。
「アチャー、ふぉわっちゃー」
しかし、身軽な茶封筒は、華麗に避けた。
それを見ていた僕は、自分の鼻頭を軽く拭うと
「やりおるな....さすがだぜ」
と、相手を尊重した。
しかし、その瞬間、
様子を見ていた茶封筒は、チャンスを伺ってたかのように封筒を開いてみせた。
開いたと同時に、一枚の薄い紙切れが僕の前に落ちた。
僕はそれを手に取ってみた。
それを見た僕は驚愕した。
身に覚えのある忘れたいほどの多額の請求書だったのだ。
数秒硬直したあと、ぼくはKOしてしまった。
茶封筒「明日までだぜ.....」
そう呟くと、またどこかに消えていってしまったのでした。