教訓
第一話から20日ぐらい。
早急に作ったからちょっと字数少ないです!ごめん!
...あれ?
いつも街に来る時に遊んでいるフィトスライムがいない。
少しもどかしい気持ちになった。
「シリ?」
レグが心配そうに声をかけた。
「あ、何でもないよ。」
いらぬ心配をさせてしまった。
しかし、なぜだろうか。春には出てこない?
そんなのあっただろうか
そんなことを考えながら、歩いていた。
「でっか〜!」
後ろの方で歓喜の声が聞こえる。
「では、今からは別々に行動しましょう。」
ここの通貨のバトを渡して別れの挨拶をする。
「りょー、じゃあねー。」
そう言って僕らは各自で街の見学に移った。
【その頃のあっちの世界(異世界じゃない方)】
「大変です...!!」
一人の研究員が地球の終わりのような険しい表情で叫んだ。
「どうしたんだ?今までにないような声で叫んで。」
この職について40年。宇宙について知らないことはほぼない。
そんな私を驚かせるようなニュースなんて直径何十キロもある小惑星が落ちてくるか、地球外生命体が地球に来るぐらいしかないが?
「準惑星のケレスが割れましたっ!!」
「何ィィィィ!?」
ケレスといえば準惑星の中で一番地球に近い(たぶん)...!
早急な対応をせねば...!
「破片の影響は!?」
「地球から離れているし、準惑星の中で一番小さいので地球への影響は恐らくありません!」
...ふぅ。
危なかったわい。
寿命10年縮まったわい。
「よし、分かった。だが安心できん。まだ危険があるかもしれんから細心の注意を払うように。」
しかし、予兆もなしの突然の崩落とは...
前代未聞の出来事とは...
一体何が起こっているのだ...?
【リターン】
「レグー、どうするの〜?」
シリがおもむろに話しかける。
「てーきとーにぶらぶらしようぜ〜。」
「は〜ぁ〜、せっかく戻って来たのに魚とか肉食えねぇなんて今日もあの名前分かんねぇ木の実かよ〜。」
朝の戦場が終わってしまっているので俺たちはすることがなくなっている。
要は暇だ。
『ドンッ』
「いてっ、あ、すまねぇな。」
なんだぁ?よそ見してたら通行人にあたっちまった。
「あーいや、こっちこそ。」
あれ?
な〜んか見たことある気がーーーーー
まぁあっちの世界には人間が70億人もいるらしいしな。そっくりさんぐれぇ一人や二人いるだろ。
そう思いながら、結局何も起きずに男は去ってしまった。
「これがレグの運命を変えてしまうのであった!」
シリがナレーターのように喋っている。
それを俺は微妙な眼で見つめる。
...
シリの顔が険しくなった。
隅っこに行って顔を埋めだした。
泣くフリをし始めた。
「意味ねぇよ。」
シリを引きずってあいつらのところに行く。
『ドゴーン!』
!?
行く方向の方から建物の崩れる音が聞こえた。
レグの顔がだんだん険しくなった。
「レグ!!」
「あぁ、マズイかもしれねぇ。」
「走るぞ!」
ここの魔法のやり方を知らねぇあいつらに自分を守る術がねぇ...!
「俺たちの頑張りが足りなかったらあいつら救えねぇぞレグ!」
シリの顔色が一層悪くなる。
「あ゛ーわーったわーったー。ごめんて!」
「オメェの選択で未来を変えろ!」
コイツにはアメの方が効く!
「行くぞ!」
夏休み終わっても投稿をやめていない?
Xビーム!!