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星クズどもは夢の跡  作者: 鳥羽 しんじ
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運命の岐路

ね。予告しといてだいぶ経ったね。すまん!



※これを読む前に”逃奔の星☆屑”第9部分を読んでおかないと訳分からんくなりますからね!

人々は人生という果てしなく長い道のりの内に幾度となく様々な選択をしてきた。


選択というのは覚悟がいる。その先に何があったって自身の過ちか成功に繋がるからである。


そう、たとえ何があったとしてももう遅いのである。





「...改めて自己紹介を。」


私は深く深呼吸をし、口を開いた。


「私の名はケレス。ナノ・シャテミス=ケレス。」


笑顔で笑いかけてみる。


偽りの本物の殺気を見せて。


「魔王軍敵部隊翻弄隊隊長だ!」


「さあ!子羊たちよ!生死を賭けた遊戯ゲームを始めようか!!!」


フッ、決まったね。


『ッパッァーン!』


......


........?


え?


なにが..おこ...った..?


意識が朦朧とする前に濃い金髪の少年の四つの穴が空いた何かが見えた。


「シリ!?何やってんだ!?」


...違和感のあるお腹の辺りに手を当ててみる。


赤い液体が私の手を覆う。


さっきの子達が駆けつけてくる。


「お...〜〜〜〜〜しろ!〜〜...え!!」


何か言っているのが分かるけど聞こえない...


「おい!しっかりしろ!オメェ!」


「おい!」


もう一人の金髪くんが必死に叫んでる。


さっきの金髪くんは...ハハハ。顔が恐怖で青ざめて固まっちゃってる。


あ、我に返って駆けつけてきた。


「おい!治癒魔法ないのか!?」


「ざ..んえんだった...ね...もって...ないよ。」


こうなるんだったら魔法学の授業サボんなかったら良かったかな...


まぁでも...ちょっと楽しめたからよかった...かな。


あぁ、異世界スイーツ食べてみたかったなぁ.......




「シリ、どうゆうことだよ。あれは本当に危機を感じた時、威嚇として使うって約束してたろ。」


レグルス君がケレスの埋葬が終わった後シリウスに駆け寄った。


するとシリウスは少し黙った後静かに口を開いた。


「僕が4〜5歳ぐらいの時に教えられたんだよ。”kill or be killed(殺すか殺されるか)”だって。」


「レグも感じたよね?殺気があったの。」


レグルス君も少し黙った後口を開いた。


「...確かに...」


「.......」


そのままギスギスした空気のまま私たちの異世界初日は終わってしまった。






...


いつの間にか眼が覚めていた。


でも体は金縛りにあったように動かない。


ずっと昨日のことが頭をよぎる。


リボルバーを撃たなければ、もしくは彼女に向かって撃たなければ。


何か結末は変わったのだろうか。


そして自己防衛だと正当化する自分が許せない。


果たして彼女は本当に僕らを殺す気だったのだろうか。


『コンコン』


不意にドアをノックする音が聞こえた。


「シリウス起きてるかい?」


遥さんがいつものような笑顔で部屋に入る。


「昨日の事は仕方がないよ。」


「異世界では魔物に、人間。こちらの世界より何十倍もの危険があるんだ。気にすることはないよ。」


遥さんの優しい言葉が逆に心に刺さる。


「...遥さん、僕のしたことは間違っていたのかな。」


遥さんは少し眼をつぶり、おもむろに口を開いた。


「先程も言ったがここの世界とあっちの世界は全くの別物だよ。気にすることはない。」


「...。」


「さあ、ご飯にしようか。」


『ガチャ』


昨日まで晴天だった空が今日は少し曇っていた。


「あ、水無月くん来た!」


如月さんがいつもと変わらない笑顔で呼んでいる。


ピクニックのように草原にみんなが座っていた。


「今日のご飯はそこらへんにあった木の実だよ!」


「ヘルシーだね!」


見たことがある木の実を渡された。


一口かじってみる。


...。


甘いはずの実の味があまりしない気がした。




「さて!ご飯も食べたことだしみんなどこ行く?」


「私街がいいな!」


みんな乗り気になっている。


『トンッ』


突然肩を叩かれた。


振り返るとレグが微笑んでいた。


「気にすんな。」


「あいつら見てみな。」


呑気に行く場所を決めている生徒たちを指さした。


「全然気にしてなさそうだろ。」


確かにみんな表情が豊かだ。


「じゃあ水無月君たち!私たち街行きたい!」


如月さんがみんなを代表して叫んだ。


...。


彼女達を見ているとさっきまでの自分がちっぽけに思えてきた。


.......。


「はい!行きましょうか。」

ツイッターでVのこと色々語ってくれてる人がいて嬉しくなった!


共有しあえるっていいね。



黒い背景に白のダメージ加工が施されたXってアプリで活動中。Vが好きなら来るんだな。

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