冬の空は終電の頃に降雪
冬の空は終電の頃に降雪
儚そうで 消え入りそうな 僕の明日を探す
冬の空に粉雪が降り出す頃
君の答えを 遮るように
動き出した列車に乗って
今も思い出すよ
あの日君が居た冬の景色を
硝子細工みたいな記憶が
いつまでも胸に残る
これ以上の後悔をしないように
生きていたいから
立ち止まる事はもうしないよ。
それは儚そうで 消え入りそうな
雪の欠片の様に
冬の空は静けさをただ残して
君の名を叫んでも
暗い闇に包まれ星座さえ見えないのに
笑った
次の駅で降りて
バスに乗り換えてあの場所へ行く
君が今日を覚えていたなら
僕達は何を話す?
あれ以上の後悔はしないように
生きていたいから
止まった時間を進めなくちゃ
それは未来へと 続くような
恋の謳なんかじゃない
君も僕も弱いから終わらせる為
君が待つ冬の海
僕の視線の先に変わらない君が見えた
最後の時の中で僕らは 最高の笑顔だった
何もかもを忘れてく程に僕らは
笑って… 笑って…笑って…
二人きりで
別れの時間が迫る冬の空の下
君と僕しかいない駅で
見上げれば粉雪が 振り出した
白い闇が包む
君と僕を繋ぐ手に終電の音
止めどなく流れ出す
涙の笑顔だけが僕達を包み込んだ
最後の時の中で僕らは 最高の笑顔だった
何もかもを忘れてく程に僕らは
笑って… 笑って…笑って…
手を振ったの。