恋のひととき
風が少し冷たく感じて
次の言葉を準備していたけど
とっさに、
髪をかき上げることを先に選んだ
あとで気づいた
あなたは
たぶん、わたしの何かを待っていたこと
どれだけ語っても
すぐそばにいても
もっと近くにいると感じられる
そんな不思議なときがたまにあるね
それがあなたのやさしさからではないことが
もう一つの不思議なこと
恋のひととき
あるとき、ひとつ乗り越えるのに
どれだけ励まされて
進んできたのだろう
またひとつ、乗り越えようとしたとき
どれだけの勇気を与えてもらって
前に進もうと決めたのだろう・・・
恋のひとにぎり
奇跡に近い出会いと
その他にも
ふたりだけじゃない、何かがありそうで
そのとき、気づかなくても
いつか気づかないといけないんだろう
この恋が確かなものならば・・