1.今までの人生・・・
(おお・・・。またか・・・。)
生まれてきてはじめて思ったことがこれだ。
もう何回目かになるが、なれるきがしない・・・。
いや、なれてもこまるけども。
私には、前世の記憶がある。
・・・。いや、中二病じゃないから。まじだから。
やめて。その痛い子見る目。結構傷つくんだから。
ヴっヴン・・・。
私の最初の人生は、、なんと忍者だった。
・・・。おい、ほんとだから!!ちゃんと伊賀忍だったから。
結構、死ととなりあわせの毎日で言葉のまんま死に物狂いで生きてましたとも。
がんばって偉くなったけど最後裏切りで殺されちゃったけどね。
享年25歳
2回目の人生は、まさかまさかの殺し屋さん。
ヒットマンだよ。しかも男でした!!びっくりだね。
まぁ、スラム育ちで前世の記憶あった私にはそれしか道がなかったんだけど。
職業柄彼女なんかできるはずもなく、所属してたギルドに裏切られ2回目の人生も終了を告げましたね。
享年27歳
3回目の人生は、ネコだった(ネコ生)。いや、正確には精霊なんだけど・・・。
とうとう人じゃなくなってしまったけど前の2つから比べたら大分ましだった。
精霊、基本的に自由だから。しかもあんまり深く考えないから、裏切る心配もない。ちょっと目を離したら森が半壊したり、ちょっと寝てたら(200年位)あたり一面緑一つない荒れ地と化してたり・・・。
ちょっとまわりがうるさかったけど、はじめて寿命で死ねたいい人生(ネコ生)だった。
享年3476歳
4回目の人生は、貴族だった。
感想は普通だった。普通に勉強して社交をして・・・。
普通ってこうゆうことなんだなー。
ってわかったじんせいだった。
結局、友達だった人が敵対してた貴族に家族人質に取られて仕方なく私を刺して私死んじゃったんだけどね。(普通かな?)
享年19歳
5回目の人生は、医者だった。
両親二人とも医者で小さいころから医者になれー医者になれーと言われ続けた結果、医者になった。
その世界は、今までに比べて科学が発達していて1つ目の人生の未来だというのが分かった。
でも、勉強ばっかりして遊ぶことなどなかったから友達は数えるくらいしかできなかった。
結局、天才だの言われたせいで大学の同級生に嫉まれて刺されて死んでしまったけど・・・。
享年21歳
6回目は数えていいのかわからない位、短い人生だった。
うまれたーと思った次の瞬間冷たい水の中だった。
生まれてすぐの私に何かできるはずもなく気づくと意識はなくなっていた。
享年1時間未満
7回目の人生は、地球という星の日本という国の一般家庭に生まれた。
両親は、一人っ子だった私を大いに可愛がり、私もその愛を一身に受けてそだった。
5回目で培った愛嬌とコミュ力で難なく周りから愛されることに成功。
精霊の時とは違う本当の幸せを初めて感じた気がした。
普通に生きていれば衣食住は整っているし、レベルの高い教育だって受けられる。家族に愛され、たくさんの友人にも恵まれた。
しかも、娯楽まで充実しているという。
私は、出会ってしまった。
そう!!ゲームに!!!!!
私はあらゆるゲームに手を付けた。
その中でも私を魅了したのは・・・
RPG!!
ゲームを知らなかった私にしたら画期的過ぎた!!
自分でキャラを作れるわ、知らない人とクエスト行けるわで初めてやった私の頭は大パニックだった。
ゲームのおかげで友人との仲も深まったし家族もゲームが好きだったので家族との時間も減ることはなく万々歳だった。
しかし、幸せな時間はそう長くは続かず、夜コンビニに買い物に行ったところを通り魔に刺されて死んでしまった。これまでたくさん死んで来たけど初めて死にたくないと思った人生だった。
享年15歳
8回目の人生は、ネコの獣人だった。
その世界は獣人を人間が支配する世界だった。
そうなると私が虐げられるのは必然的で、生まれた時から手枷と足枷をはめられ、抵抗すれば枷からの電撃が襲った。
ひとつ前の人生が平和そのものだったからか、ショックは思ったよりひどく毎日地獄のような日々だった。
そんな生活で小さい体は持つはずもなく死んでしまった。次の人生は幸せになれたらと思った私は悪くないと思う。
享年6歳
そんなこんなで冒頭に戻る。