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凡人と神様  作者: 遺志又ハ魂
第二部 【詰むまでの物語】
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第61話 『幸せな夢』

「何でお前がモテモテなんだよ、テクノ野郎」

「俺が聞きたいくらいだっつーの」


同級生の水使いのやっかみ。

んなこと言われても、知らん。

今朝からの出来事を思い返す。


朝食と着替えを終えて、家を出た。

道すがら、姉ちゃんに腕を組まれた。

慌てて振りほどくと、悲しい顔をされた。

なので、やむなくそのまま登校する羽目に。


教室につくと、姉ちゃんが小さく手を振った。

しかも、可愛く、微笑んで、だ。

思わず俺も手を振り返すと、絡まれた。


『ふはは! 見たぞ! 我が下僕よ!!』

『朝から熱々すぎない〜?』

『我の下僕の癖に浮気などいい度胸だな!?』

『私達とも腕組も〜』


などと、訳のわからないことを言われて。

痛い子とダルっ子に揉みくちゃにされた。

突然の事態に目を白黒させていると。

すぐに気さくなショタコンが解放してくれた。


『あんた達、いい加減にしなさいってば!』

『くっくっくっ……邪魔をするな』

『スキンシップだよ〜』

『まったく、こいつのどこがいいのよ?』

『此奴は我の運命の相手なのだ!!』

『テクノ君は私の王子様だから〜』


答えになっていない言い分を聞いて、溜息。


『はあ……もう少し幼かったらいいんだけどな』


ショタコンに恨みがましい視線を向けられた。


とまあ、このようにモテ期が到来した。

意味がわからないのも無理はない。

俺だって全然、全く、ちっとも、理解不能だ。


やはりこれは夢なのだろうか?


姉ちゃんが生きていて。

痛い子とダルっ子に好かれていて。

あまつさえ、ショタコンからも高評価。


あまりに、都合が良すぎる。

まるで妄想が現実となったようだ。

いや、こんな妄想、したことないけど。


しかし、まあ、男の夢だよな、うん。

あくまでも、客観的に見て、最高の夢だ。

もっとも、特をしているのは、俺だけだ。


「不公平だろ。ちっとは分けろよ」

「んなことは、あいつらに言えよ」

「言えないからお前に言ってんだろうが」


水使いの恨み節を聞き流す。

こいつは未だにモテないらしい。勝った。

優越感に浸っていると、彼は耳打ちしてきた。


「んで、やったのか?」

「は?」

「とぼけんな! ネタは上がってんだよ!!」


まるで刑事ドラマのような台詞だ。

机をバンと叩いて、詰問された。

とはいえ、何のことだか、さっぱりである。


「だから、何のことだよ?」

「まだシラを切るつもりか?」

「意味わかんねぇよ」

「男と女でやることはひとつだろうがぁ!?」


もちろん、意図はわかっていてやっている。

ちょっと揶揄ったら、水使いは激昂。

ちょい悪ヤンキーな彼の罵声が響き渡る。

周囲の女子は察したのか、ひそひそ。

それしか頭にないの?とか、不潔。とか。


やれやれ、これだから、童貞君は。

俺は憐れみの眼差しを送りながら。

ポンと、水使いの肩を、優しく叩いて。


「心配すんな。オレ様は邪神だぜ?」

「あ? 何言ってんだ、質問に答えろ!!」

「だから、魔法使いをも超越してんだよ」


遠回しに返答すると、彼は目を丸くして。


「まさか、お前……?」

「ああ、俺はまだ清らかだ」

「マジで!? 信じらんねぇ! アホかよ!?」


その反応は些か不愉快だ。思い知らせてやる。


「阿呆はお前だろ?」

「あ? なんだと?」

「アドバンテージは俺にあんだよ」

「けっ。てめぇなんて、もげちまえ!」


鼻で笑ってやると、負け惜しみを言われた。

それをそよ風のように受け流す。

現状、オレ様は圧倒的勝ち組である。


しかしながら、彼はほっとしたようで。


「まあ、だったらまだダチで居られるな」

「もしも俺がやってたら絶交か?」

「当たり前だろ。その前に女を紹介しろ!」

「別に絶交しても俺はなんともないけどな」

「おい! 待てよ! 見捨てないでくれよ!?」


なかなか愉快な奴だ。ついつい笑みが漏れる。

ようやく、本当の友達になれた気がする。

無能力者の時より、ずっと近づいた距離感。


充実感に浸っていると、教室の扉が開いて。


「おーい、席につけ〜」


見知った担任教師が登場。

その手にはヒヒイロカネの長刀はなく。

代わりに出席簿を携えていた。


出欠の確認の折、やはりというべきか。


「テクノー! いるかー?」


あだ名で点呼され、元気よく返事を返した。


「ん〜やっぱりスキルは使えないか……」


昼休み、無人の図書室で独りごちる。

今朝から気づいていたが、スキルが使えない。

念じても、指を鳴らしても、何も起きない。


どうやらまた無能力者に逆戻りしたらしい。

首を傾げて指をパチパチ鳴らしていると。

背後から、トントンと肩を叩かれた。


「なに、してるの?」

「うわっ!? ね、姉ちゃん!?」

「驚き、すぎ」


椅子から飛び上がって、振り向く。

すると、そこにはいつの間にか、姉ちゃんが。

悪戯が成功したことを喜び、微笑んでいる。


「び、びっくりさせるなよ!?」

「ごめんごめん。はい、お弁当」

「あ、ありがと」


堪らず怒鳴ると、弁当を差し出された。

戸惑いつつも、お礼を言って、受け取る。

すると姉ちゃんは、俺の隣の椅子に腰掛けて。


「一緒に、食べよ?」

「あ、うん……えっ?」


頷いてから、ふと違和感を覚えた。

姉ちゃんはもうひとつ弁当を携えている。

それをカウンターに広げて、箸を取り。


パクッと、白飯を口に入れ、飲み込んだ。


「姉ちゃん……飯、食えんの?」


ギョッとして問いただす。すると首を傾げて。


「えっ? なに、言ってるの?」


ポカンとした表情。俺は慌てて補足する。


「いや、だって、朝食ってなかったし……」

「朝は、いつも、抜いてるよ?」

「そ、そうだったっけ?」

「うん。ダイエット、しなくちゃ」


いや、俺が聞きたいのはそうじゃなくて。

というか、姉ちゃんはもともと痩せ型だ。

これ以上痩せたら、無乳が陥没して……あ。


「今、何か、失礼なこと、考えた?」

「いや? 全然? これっぽっちも」

「ほんと?」

「本当だよ。姉ちゃんは今のままで最高さ」

「……嬉しい」


ふぅ……危なかった。相変わらず察しがいい。

咄嗟に煽てると、なんか照れ出した。

両手を頬に当てて、モジモジ。姉ちゃんが。


あの姉ちゃんが、モジモジしている、だと?


俺の記憶の姉ちゃんはもっと無機質だった。

それもその筈、正体は、サイボーグである。

だから、ご飯も食べないし、照れない。

こんなに嬉しそうに微笑みは、しない。


けれど、そんな微笑みを、見たかった。

そして、ご飯も一緒に食べたかった。

今の姉ちゃんは俺の希望に沿った姉ちゃんだ。


そして、これまた嬉しいことに。


「おやおや? ボク抜きで、楽しそうだね?」


小悪魔めいた笑みを浮かべて、会長登場。

彼女も弁当を持参していて、着席した。

何故か、俺の、膝の上に。


「か、会長!? 何してんすか!?」

「ん〜? 嫌なのかい?」

「い、嫌じゃないですけど……」

「なら構わないだろう? 頂きます」


丸め込まれて、俺は会長の椅子となった。

そんな俺の隣で姉ちゃんがおかずを差し出す。

真っ赤なタコさんウインナーが口元に接近。


「あーん、して?」

「あ、あーん……」

「はい。よく、できました。おいし?」

「うん。めちゃくちゃ美味い」


美味い。美味いよ、タコさん。すると今度は。


「ボクの特製卵焼きも食べたまえよ!」

「い、頂きます」

「どうだい?」

「卵の殻が、いい歯ごたえになってますね」


ガリガリと、会長の卵焼きを、咀嚼。

意外と料理は不得手らしい。殻が混入してる。

それでも会長は気にした様子もなく。


「ほらほら、もっと食べたまえ!」

「はい。頂きます」

「足りなかったらボクを食べてもいいよ?」

「相変わらずですね……会長は」


蠱惑的な笑みで、お尻を擦りつけて、嘯く。


「ちなみに今日も、もちろん絆創膏さ!」

「マジですか?」

「マジマジントニックだよ!」


ふむ。マジマジントニックか。それはすごい。

かなり酔っ払いそうだ。クラクラしてきた。

充血待った無しな状況下で、またも乱入者が。

痛い子、ダルっ子、ショタコンのトリオだ。


「ふはは! こら下僕! 鼻の下を伸ばすな!」

「あはは〜テクノ君デレデレだね〜」

「これだから育った男は駄目なのよ!」


口々に冷やかされていると、その他にも。


「テクノ、先生も昼飯食っていいか?」

「テクノ野郎! 俺も混ぜろよ!!」


担任教師と水使いも現れて、そして。


「食べ物に媚薬混ぜてもいいっすか?」


怪しげな薬を持った、猛毒使いまで。

一気に騒がしくなった図書室。

俺の記憶では利用者は皆無だったのに。


まるでパーティのように、昼飯を食べた。

担任教師は自分の娘の自慢話を始めて。

水使いが僻み丸出しでくだを巻き。

痛い子達の3人トリオは喚いて。

猛毒使いはひとり怪しい薬を調合。


そんな中、俺は会長を膝に乗せて。

姉ちゃんにお弁当を食わせて貰い。

その余りの美味さに、隠れて泣いた。


そんな俺の口内には、牙はもうなかった。


賑やかな昼食を終え、あっという間に放課後。


同級生は既に帰宅し、担任は剣道部へ。

会長は生徒会のお仕事。姉ちゃんはバイト。

俺はひとりで、図書委員長の仕事をこなす。


利用者が返却しに来るのをカウンターで待つ。


窓の外の夕陽を眺めながら音楽を聴いていた。

お馴染みのヘッドホンをシャカシャカ鳴らす。

それに耳を傾けながら、一日を思い返す。


いい一日だった。最高の一日だ。

昔の俺とは大違いな人気ぶりだ。

しかし、やはり、スキルは使えない。

無能力者なのは、以前と同じ。

だが、取り巻く環境が、激変していた。


無能力の頃は世界に干渉出来なかった。

けれど今は、まるで世界の中心だ。

なんだろうこの感覚は。始めて味わう感情だ。


それを言葉に表すならば、きっと。


「どうだ、ひよっこ。幸せか?」


夕陽が沈むと同時に、聞き覚えのある声が。

目を向けると、こちらを射抜く、赤い瞳。

髪は黒髪で、まるでどっかの姫君のようだ。

かわゆいボスと瓜二つの美貌。そして爆乳。


今日は後ろの席が、空席だった。

随分と、遅い登校だ。

俺は遅れて現れた、神と、言葉を交わす。


「ああ、幸せだよ」

「そうか。なら良かったじゃねぇか」

「……これで、良いのかな?」

「あん? 何か不満でもあんのか?」

「強いて言うなら、不満がないことが不満だ」

「なんだそれ。草生える」


いつものやりとり。いつもの口調。

双眸を赤々と光らせて、神は笑う。

しかし、その口元には、牙がない。


「お前も牙がなくなったのか?」

「ああ。そんなもん、不要だろう?」

「たしかに、要らないな」

「だろ? あんなもん、誰かを傷つけるだけだ」


他人を傷つける、吸血鬼の牙。

この幸せな世界には、いらないものだ。

それでも、傷つけた記憶は、残っている。


「これから俺はどうなる?」

「死ぬまで幸せに暮らすだろうよ」

「死ぬのか?」

「当たり前だろ。歳を取って、老衰で死ぬ」

「まるで人間みたいだな」

「そうだ。人間みたく、皆に看取られて死ぬ」


それは、なんとも、幸せな最期だ。


「他の奴らはどこにいるんだ?」

「いずれ会えるさ。社会人になってからな」

「社会人に、なれるのか……?」

「もちろん。高校を卒業して、働き始める」


神は語る。この後の人生を。


高校卒業後、俺は古書店で働く。

とはいえ、給料はかなり安い。

それでも、なんら問題はなかった。


両親の残した遺産を、姉ちゃんが運用。

株やらFXやらインサイダーやら。

みるみるうちに、数百倍の資産へと変貌。


それを元手に、立派なマンションを建築。

そこに所縁のある登場人物達が入居する。

学校関係者達は、もちろんのこと。

大泥棒も、かわゆいボスも、姫巫女と聖女も。

竜王も、蝙蝠も、スライム姫も、人間として。

受付嬢や、雷使いと重力使いの夫婦まで。


猫娘は、ただの黒猫として、ペットとなる。


「おい、神。ひとり忘れてないか?」

「ん? 誰のことだ?」

「出歯亀が、いないじゃねぇか」


指摘すると、神はゲラゲラ笑って。


「あれは別にいらないだろ?」

「仲間外れはやめろ」

「なんであいつにそこまでこだわるんだよ?」

「放っておけないからだ」


返答は、驚くほどスムーズだった。

あいつが居ないのは、嫌だ。

理屈ではなく、自然とそう思える。


「まさかひよっこ、あいつに惚れてんのか?」

「だったらなんだよ?」

「やめとけやめとけ。あんな引きこもり」

「うるせぇ。あいつはどこにいるんだよ?」

「いいか、これはオレ様からの忠告だ」


カウンター越しに、神が俺の胸ぐらを掴む。


「黙ってこの幸せな世界で大人しくしてろ」

「それに何の意味がある?」

「意味なんかねぇよ。ひたすら幸せを味わえ」

「出歯亀が居ない世界でか?」

「そうだ。あいつが居たら、台無しになる」


なんだその言い草は。俺はむっとして、反論。


「出歯亀が居ない世界なんて、糞食らえだ」

「ふん。糞魔王らしい汚い台詞だな」

「なんとでも言え」


すると、神はやれやれと首を振って。


「とにかく、出歯亀はこの世界には不要だ」

「決めつけんなよ」

「決まってんだよ。あいつは、駄目だ」

「なんだよそれ。どういう意味だよ?」

「わかんねぇのか? あいつは負の存在だ」


苛立たしげに、神はそう断じた。

出歯亀は、負の存在。それは明らかだ。

彼女ほど、マイナスな存在は居ない。

登場人物の中で、一番イメージが悪い。


引きこもりだし、風呂嫌いだし、覗き魔だし。

大して可愛くもないし、友達もいないし。

だからこそ、俺は放っては、おけないのだ。


拳を握りしめて、俺は心中を告白する。


「出歯亀は、俺の鏡みたいな存在なんだ」

「鏡だと?」

「ああ。だから、見ていて辛くなる」

「だろうな」

「同族嫌悪みたいなもんだ。だから、必要だ」

「だから、オレ様はいらないと言っている」

「必要なんだよ! 居てくれないと困るんだ!」


声を張り上げて、俺は神の胸ぐらを掴んだ。


「自分の醜さを忘れない為に! 必要なんだ!」


出歯亀はたしかに駄目な女だ。

負の存在で、マイナスでしかない。

そんなところが、自分と重なる。

彼女のおかげで、駄目な自分を自覚できる。

下品で、変態で、糞魔王と呼ばれた、自分を。


出歯亀が居ない世界で、ぬるま湯に浸かる。

そうすると、きっと俺は忘れてしまう。

自分の駄目なところや、犯した大罪を。

そうなったら、終わりだ。目も当てられない。


だから俺は、初恋の相手を、取り戻す。


「出歯亀はどこだ!? 知ってんだろ!?」

「ああ、知っている。オレ様は全知全能だ」

「なら教えろ! 出歯亀に会わせろ!!」

「お前、その意味が、わかってんのか?」


神の赤い瞳が据わった。

顎を掴まれ、睨まれる。

唸るように、言葉の意味を、噛み砕く。


「あいつに会うってことは、夢の終わりだ」

「ゆ、夢の、終わり……?」

「そうだ。この幸せな夢が、覚めちまう」


やはり、これは夢だったらしい。それでも。


「望む、ところだ……!」


たしかに、いい夢だった。

心地よく、幸せな夢だった。

ずっと見ていたいと、そう思えた。


しかし、夢ってのは、いつか覚めるものだ。


「もう、充分だ。そろそろ、起きる時間だ」

「馬鹿野郎。糞みたいな現実に逆戻りだぜ?」

「それでいい。そこに出歯亀がいるのなら」

「まったく……草も生えねぇぜ」


お決まりの台詞を口にして、神は長嘆。


「後悔は、しないんだな?」

「後悔だけは、しないさ」

「ひよっこが。口先だけは一人前だな」


憎々しげに、それでいて、嬉しそうに。


「仕方ないな。なら、現実に帰してやるよ」

「ありがとよ。そこにあいつがいるのか?」

「いや、居るのは出歯亀とは限らねぇがな」

「は?」

「とにかく、自分の目で見極めろ。あばよ」


そんな不穏な台詞を言い残して。

神は見覚えのある仕草で、指を打ち鳴らす。

途端に眠気に襲われ、崩れ落ちて。


「……あれ? ……どこだ、ここは?」


目を開くと、そこには知らない天井が。

ぼんやりと白い照明を眺めていると。

ぬっと、白い服を着た誰かが、覗き込んだ。


「フハハ! お目覚めかね? 吸血鬼くん!」


その芝居掛かった口調は、痛い子のようで。

そして怠そうな声音は、ダルっ子を思わせ。

室内に漂う薬の香りは、猛毒使いの匂いだ。


偉そうな雰囲気は、竜王と、スライム姫と、かわゆいボスと、生徒会長を彷彿とさせて。


大人びた表情は、大泥棒や、受付嬢や、雷使いや、重力使いや、担任教師をよぎらせ。


口元の笑みは、気さくなショタコンや、ヒヒイロカネの幼女や、猫娘のような愛嬌があり。


全体的な容姿や、艶やかな黒髪と控えめな胸は、蝙蝠や、俺の姉ちゃんの姿を思い起こさせて。


そんな存在が、出歯亀のような野暮ったいぐるぐる眼鏡と、白衣を着て、突っ立っていた。


「あんたは……誰だ……?」

「ワタシは科学者。博士と呼ぶがいい!」


博士と名乗る、科学者。なんか怖い。


「よぉーうこそ! ワタシの研究所へ!!」


バサッと白衣を靡かせて、両手を広げる博士。

俺は顔が引きつるの感じながら、悟った。

どうやら、夢から覚めたのは、失敗だったと。

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