表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/16

エルフがオークに襲われる話でマッチに文句をつけるあほう

 ここで一つ、彼が思いもしなかった事が現れた。

 服装の変化だ。どこから始まったのか分からない流行と言うもの。

 町に合わせて中世風の服装を着るのが流行った。みなよく出来た合皮のジャケットを来て、綿と麻の間のような感触のナイロンのズボンを履いた。女性たちはスカートやズボン。人によっては男装なども好む人が出てきた。

 そして彼はその勢いにまかせて、各種メディアを使って生活習慣の改革も煽った。

 トマトを使った真っ赤な洋風の食事。ナイフとフォーク。タバコを呑む男たちに、燐寸。

和風の食事がしたければ、そう言った店に行けば良い。遠くの国からきた食事文化は物語のエッセンスとして大事な事だ。

 そしてそれらは誰も知らない内に法律となった。


 無粋な事を言えばズボンを履いた男装の女など近代以前はごく少数だったし、フォークは貴族のもの、トマトやタバコは新大陸だし、燐寸などは18世紀のもの。

 でも「流行」においてそんな事気にする奴なんてただのオタクだけだし、彼もそこまで無粋な読者じゃなかった。それに急な改革も民衆としては別にインターネットとテレビ、まぁいつも通りの娯楽があれば文句をつけなかったし、彼もなろうの小説を読みたかったから王様らしくメディアや娯楽規制などしなかった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ