第二話 知識の収集
俺とナディアは図書室へ来た。
元の世界で行った図書室とは大きさが余りにも違いすぎる。
俺はこの世界の童話収を手に取った。
「フェル様は童話が読みたいのですね。私が読み聞かせましょうか?」
「ほんと?じゃあお願い。」
この世界の文字は正直落書き見たいで難しかったが三年たった今では少し読めるようになってきたが、まだ三歳なので読めない振りをしている。
「はい!じゃあ読みますね…この世界には突如、として魔王が生まれた。魔王は世界を不安と混沌に満たした。しかし魔王倒すため勇者が現れた。勇者は数々の強敵を打ち倒し、ついに魔王と戦った。激闘の末魔王と勇者は相打ちになり、世界を不安と混沌から解放されたというのがこの童話です。」
「この童話って本当に合ったの?」
「はい、本当の話を童話にしたものですよ。ただ1000年ほど前の話ですけどね。」
まあ異世界なら本当の話っぽそうだもんな。
「魔王はもういないの?」
「いいえ魔王は100年ほど前に復活したらしいですよ。今はまだ動いていないらしいですけど…ですので魔王関連には手を出さないでくださいね。まあ合わないと思いますけど…」
魔王が復活してるのか…まあさわらぬ神に祟り無しだな。
あれこれしているうちに日が落ちてきた。
「そろそろ夕食のお時間ですね。フェル様食堂へ生きましょう。」
「うん!行こう」
俺はナディアと一緒に食堂へ行きお父様とお母様、お兄様と一緒に夕食をした。
そういえば俺お母様とあまり話したことないな…なんでだろう。俺はそんな事を思いながら夕食を食べて、風呂の時間になる。
俺は風呂の時間が嫌いだ。
何故かって?それは…
「フェル様入りますね。」
ナディアと入ることである。
家では子供が風呂に入るときは従者と入らないといけないというルールがある。
事故を減らすことはできるが、前世の記憶のある俺にとっては嫌なルールである。
ナディアは俺の従者なので一緒に入らないといけないのである。
「フェル様のお背中流させていただきますね。」
ナディアは豊満ボディなため目のやり所の困る。
ナディアは結構激しくため本当に困る。
俺は何とか理性を保ち背中流しを終わらせた。
「どうでした気持ちよかったですか?」
「うんよかったよ。僕もナディアの背中流そうか。」
「えっいいんですか?私とフェル様はそのー立場が違うといいますか。」
「いいからいいから。」
俺はナディアの豊満ボディを見ないように背中を洗った。
「どうだった?気持ちいいでしょ。」
「はい…とても。」
二人は体を洗い終わり湯舟へ入った。
「ふ~気持ちいい…」
「気持ちがいいですね。」
俺はナディアと楽しく風呂を入って寝る時間になった。
よし、ナディアも帰ったし、いつも通り図書室へ行くとしよう。
実は俺は毎日夜に図書室へ行く。
図書室で世界の情報を秘密で調べている。
図書室の本は大体を読んだ。
その本を読んで気になったことは。
世界には四つの大陸と十の島島があるらしい。
そしてこの世には大陸ごとに国があるらしく、俺が生まれた国はシグマリオンといい四つの国のなかで一番資金力と軍事力が安定してる国だそうだ。
日本みたいなところで良かったものだ
そしてこの世界には三大術式があり魔術、聖術、呪術というのがある。
しかし聖術と呪術は生まれながらの才能がないと扱えることのできないものらしい。
なので俺は魔術を極めてみる事にした。
魔術には九つの属性があり、炎、水、草、雷、岩、風、氷、光、闇があるらしい。
それらの中から適性があるものを使うらしい。
ただ魔術には準適性というものがあるらしく、準適性は適性ほどは使えないが補助魔法くらいは使えるようになるらしい。
まるで前世で見ていたアニメのようだ。
他にも魔獣と魔族、五つの人種など…まあ図書室で色々な情報が手に入るため、今日も入って読むとしよう。
俺は図書室扉を開けると目の前にはスラッとした身長をした男が立っていた。
「ゲッ…ゼフィオン…」
「毎晩なにをしてらっしゃるんですかフェル様こんな夜中に図書室で本を読んじゃ駄目ですよ。」
この男の名はゼフィオン・ピュリカ。
この図書室の司書をしている。
ルールが絶対って感じでルールを破るとすぐカンカンになる
「僕の事わかって増すよねルールに反する者は怒るって」
「そのことはわかっているけどどうして毎晩来てるって知ってるの?」
「話をそらして…全く、いいでしょう私はね視覚水晶でねあなたの動向を毎日見ていたんですよ。」
「毎日見てたならどうしてもっと早く止めてくれなかったの?」
「それはあなた様が今日こそは止めてくれるだろうってずっと思ってたんですけど止めてくれなかったので今日は堪忍袋の尾が切れてって感じですよ。」
視覚水晶っていう物もあるのか…用心しておかないとだな。
とにかく…
「すみませんでした。もうやりません。」
「全く…次やったら旦那様に言い付けますからね。」
それはマズイもし言われたでもしたら最悪つまみ出されるかも知れない。
そんな事でも起きたらジエンドだ。
何とかしてゼフィオンの機嫌を損なわせないようにしなくては。
つまり…毎晩の情報収集は打ち止めか、とほほ…
この日は諦めて部屋に戻り寝た。
次に進展があるまで普通に生活しますか…
---
あれから二年が経ち、俺は5歳になった。
そして今日は術式の測定である。
俺は今日という日を待っていたのである。
ついに夢であった魔術が実現するのである。
これほどワクワクすることはない。
それと話は変わるが俺に弟と妹ができた。
弟はレクス・アクレシアで2歳下の弟。
妹はララフィ・アクレシアで三歳下の妹。
本当、お父様とお母様は何人産むのか。
そんな事はいいとして…
「お父様どうやったら、術式が分かるのですか?」
「まあ、そんなに慌てる必要はない嬉しいという気持ちも分かるが…」
「楽しみですよ…自然を操る魔術か、それとも神の術を扱う聖術か、はたまた暗黒を感じる呪術か、どれも楽しみすぎます。」
「そうだよな、俺も若いときはそうだった。」
「お父様はまだお若いですよ。」
「ハッハッハ。ありがとうな。それはいいとして分かるにはそこの魔術陣に立ってくれ。」
そこには白く書かれた魔術陣があった。
なるほど…これで術式などを調べるのか。
「はい、分かりました。」
俺は魔術陣に立ち測定の準備をした。
「では、始めるぞ」
魔術陣は輝き始めた。
「術式は…どうやら魔術のようだな、レグナスと同じだ。」
魔術か…よかった、魔術しか調べてなかったから、これで夢だったファンタジーをできるぞ。
「魔術の属性は…草のようだな、まあ回復などに適した魔術だ。」
草か…一番ぱっとしない魔術じゃないか、はぁ…もっと派手なのがよかったな。
俺はしょんぼりとした。
「まあ、残念なのは分かるだが仕方ない、だが準適性で他の属性もできるからそこまでしょげるな。」
「はい、分かりました。」
「それに、今日から外への外出をしてもよい。探検をするもよし、友達を作るもよし、全て自由だ。楽しんできなさい。」
今日から外出よし、か…では行こう。
俺は家を出た。
まずは…町に出るか。
俺は町に行った。
まずは…何をするか、ん?人だかりがあるぞ。
俺はその人だかりの方へ行った。
「ん?君見ない顔だね。名前は?」
「こんにちは僕はフェルノート・アクレシアだよ。フェルって呼んで。」
「あぁ領主の子供か、俺はネメシス・ロジクスだ。よろしく、それよりおい見ろよ、どうやら魔術の大会があるらしいぜお前も出てみろよ」
俺はそのチラシを読んだ。
ふむふむ…なるほど子供による魔術の大会かせっかくだし出てみるか。
「僕も出てみるよ。」
「そっか、俺も出るから、戦った時はよろしくな、それじゃあ待たな」
俺はネメシスを見送った。
大会まで一ヶ月それまで魔術を使い慣らしとくか…
帰っていると、路地があったので覗いてみた。
そこには浮浪者達が寝そべっていた。
やはりこの世界にもそういった者もいるのか。
俺はその場をあとにし家へ帰った。
「よし、魔術をやってみるか。」
俺は庭で魔術を使って見ることにした。
魔術には階級があり下から初級、下級、中級、上級、オリジナル、神級という感じらしい。
ちなみにオリジナルと神級は魔術のトップクラスの使い手しか扱えないらしい。
確か草魔術の初級魔術は…
俺は発動させる方向に手を出してイメージした。
「草の根!」
地面から草の根が出てきた。
拘束魔術らしい。
うまく使えば強いが、攻撃力はなさそうだ。
次は…
「花の癒し!」
色とりどりの花が出てきて輝いた。
回復魔術らしい。
ただ効果はかすり傷を治す程度…
攻撃魔法を出してみよう。
「棘の銃!」
棘を出して攻撃する魔術らしい。
ただ威力はちょっと痛い程度でダメージにはならない。
う~んどれも今のところイマイチだ。
この感じだと下級魔術も底が知れる…
よし、一気にランクアップして中級魔術を使って見よう。




