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第6話、属性のお勉強

この調子で投稿出来たら良いなぁ…


「まずは簡単なクイズに答えてもらおう!これで君の学力を測ろう!」

「はーい」

 声でかいな…


「まずは属性についてだ、全属性の名称を挙げたまえ!」

「原初属性の光と闇、四大属性の火と水、風と土…ですよね」

「少しはやるようじゃないか!僕には届かないけどね!」


「それではそれぞれの属性についてを説明したまえ!まずは光属性!」

「光属性は回復や空間魔法、あとはアンデット系に強い、天使の力を使えるとも言われる」

「光属性は正解だ!次は闇属性だ!」

「状態異常などが主、光属性に似て、悪魔の力を使えるとも言われる、また、地獄から悪魔等を呼び出せるとも」


「では四大属性に入ろう!まずは火属性!」

「名の通り火を操る、熱を操ることも出来、強者は太陽の力を扱える」

「では水!」

「こちらも名の通り水を操る、人によっては氷や雪なども出来る」

「次に風!」

「こちらも風を操る、用途は幅広く、雷を降らしたり、音に関することも出来る」

「最後に土!」

「土を操る、植物を生やしたり、重力についても関わることが出来る」


「属性の強弱についてはどうだい?」

「光と闇はお互いに強く、弱い」

「そうだ、例を出すならば…僕のように光り輝く者は日陰のものにダメージを与える…っとこれだと例にならないね!」


「…四大属性の火は、風には強いけど水には弱い。水は火に強いけど土に弱い。土は水に強いけど風に弱い。風は土に強いけど火に弱い」

「その通りだとも!図に表すとこのようになるね!」


━━━━━━━━

火→風

↑  ↓  光↔闇

水←土

━━━━━━━━


「わー大変わかりやすいですわー」

「だろう?さて…そろそろディナーの時間だ!次は明日の昼にしよう!では、僕の大変有り難い授業を受けたんだ、きっと天才になっているんだろうな!あぁ…君には無理か…では!」


 そう言って異母兄(いぼけい)は部屋を出ていった…

「なにが君には無理か…だよ!」

あんなプレイヤーなら誰でもわかるような問題を出され、全問正解してるのに馬鹿にされて…何なんだよ…


「うー…今日の夕飯何かなぁ…」

 嫌なことは考えず楽しいことを考えよう。

「お嬢様ー入っても宜しいでしょうか?」

「アクティ?良いよー」

「失礼します」


「夕食をお持ちしました…お嬢様は目覚めたばかりなのでガッツリって感じではないですが」

「全然いいよー!普通にお腹空いたよ…」


 アクティの持つお盆の上には、ポトフに何か魚が入ったお粥、あとゼリーが乗っている。

「今日は(たら)入りのお粥です、毒味しましたが美味しかったです」

「鱈なんだぁ…もう寒いもんね」

「ですね…暖用魔道具が無ければ凍えそうです…」


 暖用魔道具とは、簡単に言うと暖房だ。

暖まるために使う魔道具だから暖用魔道具…そのままだね。

 別に暖用魔道具を使わなくても火魔法で温まることは出来る…だが魔道具の方が便利だ。


「お嬢様は先程まで勉強なされていたんですよね?どのようなことを習ったのですか?」

「滅茶苦茶簡単な属性についての問題」

「滅茶苦茶簡単な…?あのお嬢様が?」

「あのって…不敬だよー?不敬ー!」

「あはは…申し訳ございません…でもお嬢様勉強苦手ですよね?どれだけ簡単なんですか?」


「属性の名称と、それぞれの特徴、強弱について」

「あっ…あのお嬢様が?!」

「ねぇそんなに?そんなにか…」

 私はかなり勉強が苦手だった、名称は言えないし、雷はどの属性で出せるかとか答えられないし…

「お嬢様…成長なされたんですね…」

 アクティが泣きそうな声でそう…いや泣いてる。


「私だって成長するよ?」

「お嬢様ぁぁ…何故こんな急に…」

「いやぁ…ほら、その…暇で本読んで勉強したんだよ!ね?」

「お嬢様…」


 おかしい、さっきまで泣いてたのに急にジト目に…

「お嬢様は嘘つくのをもう少し上手くした方がいいと思います…」

「どう鍛えればいいのさ…」

「いっぱい嘘をつくとかですかね?」

「それはただの嘘つきだよ…」


 そんな平和な会話をしながら、目覚めの一日は終わって行く。

お読み頂きありがとうございました。

感想等ありましたら励みになるので是非。


アクティとの絡みを書くの楽しい…

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