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第4話、まとめよう②

今回ガチで難産だった。

語彙力にお別れをしたのでちょっとやばいかもしれない。


「私についてはある程度まとまったし…次はザッストについてかな」

 東雲(シノノメ)(レイ)についてまとめた私は、ザッストについてまとめることにした。


この世界(ルクトリア)がザッストなら…逆に少し違うところはあるのかな?」

 そう考え、思考を巡らせる。


「あっそうだ、こっちは14歳の行動で職業(ジョブ)が決まるけど、ザッストではどうだっけ?」


 ザッストでは確か…チュートリアルの過ごし方で決まるはず。

 ザッストのチュートリアルは珍しいタイプで、5分間自由に動くことができる。

その中で行動を起こすと説明がでる形だ。


 5分間のうちでモンスターをずっと倒していると《狂戦士(バーサーカー)》等の戦闘系になる。

素材採取をずっとしていると《調薬師(ちょうやくし)》等の生産職…というようになる。

 Lvでの高さで良い職業(ジョブ)になるってのは変わらない。


「そんなに大きくは変わらないね…」

14歳での行動がチュートリアルでの行動になるだけだ。

 他に違う所はあるだろうか。


「でもなぁ…同じだし…観点が悪いのかな?」

 今はゲームの設定とこの世界の違いを探している。観点が違うとなると…

「プレイヤーと住民の感じ方とか…あっ」

 それで考えるとひとつ思い当る。

職業(ジョブ)の強さだ。


 今世ではとある一つの職業(ジョブ)が最強とされる。

 その最強という職業(ジョブ)が《聖騎士》である。


 聖騎士といえば私の家、シルバート公爵家が有名だ。

正直血筋なんて関係ないとは思うが、確かに私の家は聖騎士が多い。

 私の父も異母兄(いぼけい)も聖騎士だ。

 普通の家だとこんなぽんぽん聖騎士は生まれないのだが、我が家は生まれる。


 14歳の行動で職業(ジョブ)が決まるのならば、聖騎士になった人の14歳の時と同じ行動をさせれば良い。

父も異母兄もその他我が家の聖騎士も、基本全て14歳の時は先代の聖騎士と同じ行動をしてきた。

 それでも聖騎士以外が産まれるのは、些細な出来事でも職業(ジョブ)が変わってしまうからだろう。


 《聖騎士》は簡単に言うと魔法が普通よりちょっと上手く使える騎士だ。

因みに似たような職業(ジョブ)に《魔法戦士》が居るが、こっちは魔法を主に戦う。

 人によっては《魔法戦士》を好むが、基本は《聖騎士》の方が強い。


 それで些細な出来事でも変わるというのは、《狂戦士(バーサーカー)》は完全物理派で、魔法は絶望的。

そのため《狂戦士(バーサーカー)》になるには、魔法を使わず敵を倒しまくるという行為をする必要がある。

 魔法を使うと《狂戦士(バーサーカー)》にはなれなくなる、これが些細なことでも変わるということだ。


 さて、話の論点を戻そう。

 今世の住民達は《聖騎士》が最強だと思っているが、それは違う。

 確かに聖騎士は強い、だがそれは全職業(ジョブ)の中で一番強い訳では無い。

あくまでも、戦士系の中で強いということだ。


 職業は大きく分けると7つに分かれる。

戦士系…人によって前衛系とも言うね

遠距離系

魔法系

生産系

一般系

生物系

そして特殊系だ。


 戦士系は《聖騎士》や《狂戦士(バーサーカー)》が含まれる。

 遠距離系は《弓使い》や《狩人》とかだ。

 魔法系は名の通り《魔法使い》など。

 生産系は《調薬師》とか《鍛冶屋》とかが当てはまる。

 一般系は何故これが職業(ジョブ)なのかと疑問に思うような《料理人》とか。

あと有名所だと《商人》とかだ。


 そして生物系。

私の一番のお気に入り職業(ジョブ)が、この生物系の中に含まれる。

 それが《テイマー》だ。

《テイマー》以外だと《召喚士》とかだね。


 あと名の通り特殊なのが特殊系。

《勇者》何てものが特殊系に当てはまる。

 正直私は戦士系に含んでも良いと思うが、まぁゲーム運営の公式HPでこう分けられていたのだ。


 で、《聖騎士》があくまでも戦士系の中で強くて、世界最強ではないというのは、前世の世界ではそれぞれ魔法系とかでいちばん強いやつが挙げられたりしているのだ。

 あと単純に前世だと最強は特殊系の《魔王》であるため、そもそも考える最強が前世と今世では違う。


「やっぱ職業(ジョブ)の強さでの考え方は結構違うものなんだねぇ…」

 ただ逆にそれくらいしか違う所がない。


「違う所が無さすぎてまとめることがない…」

 頭でわかっているのだから態々(わざわざ)ノートにまとめる必要が無いのだ。


「やることが消えた!」

 まとめる必要が無いと分かると、暇という感情が私を襲ってくる。

「怪我で動くなって言われているし…私は何をすればいいの?」


 うーんうーん…と唸りながら自分の出来ることを捻り出す。

「あっそうだ、絵を描こう」

 折角アクティが画材を持ってきてくれたのだから何かしら描こう。


 そうして私が絵を描いて暇を潰していると、扉がノックされた。

「アクティかな…?どうぞー!」


 そう私が返事をすると扉が開く。

アクティとかのメイドなら『失礼します』とか言うはずだ。

 少なくともアクティではない…一体誰だ?


「目覚めたのだな、レイ」

「え…お父様?」


 扉を開け現れたのは、私の実父(じっぷ)だった。

お読み頂きありがとうございました。

感想等ありましたら励みになるので是非。


4話目で初めて物語の基本となるテイマーの話が出てきた…めっっちゃちょっとだけど。


転生系でまとめる回って読者に対しての世界観説明がほとんどだと思うんだけど…絶対まとめ切れてない、すみません。

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