百鬼 抑
罪深い
罪深い
罪深い
老若男女問わず
どんなに関係を持っても
満たされることのない
それはある種病的である
自認はしているが
どうにもならない
欲深い
欲深い
欲深い
ある時俺は
はっきりとは覚えてないが
生きていることに我慢ならなかったからだろう
精神科に行った
「この欲深さは俺を苦しめる」
言った
すると医者はゆっくりと口を開き
俺の症状の重さを理解してか
「しばらく入院していただきます」
こうして私の軟禁生活が始まった
…
…
…
月日は流れ
俺は笑った
目が覚めると
翼が生えていた