俺の心にはあいつはもういない
遅くなってしまいましたが投稿します
目が覚めると一番は目に見たものは白い天井だった
消毒のにおいとベットで寝ている自分を見ながら自分の置かれている状況が理解できずにいた
頭の中はふわふわしていて意識を集中していないとまた眠りについてしまうほど
そんな状態である
あ....そうだ
俺はあいつに振られたんだった
自分から男に告白したのは初めてで
だからっていままで恋人がいなかったわけでもない
彼女....ではなく彼氏というか
男と付き合った経験なら豊富なほうだ
そんな俺が初めて自分から告白したいと思えるほどに
初めて恋愛で臆病になった
俺は本当にもものことが好きだったのだろうか
意識していないともものことを忘れてしまいそうになる
顔すら、もやがかかってしまっている状態である
忘れるほどショックだったのか 俺が今病院にいるこの状況のせいなのか
でもこれでいいのかもしれない
忘れることが一番難しいから 自分さえ忘れてしまえばまた 友達としてあいつの...ももの横に
いることができる
男のくせに女々しいよな
男が好きだから女々しいのだろうか
しかしこのまま意識しなければ本当にもものことを忘れてしまいそうだ
この恋する感情だけをなくしたいのに
思い出が何かとすり替わっていく感覚がする
知らない記憶が頭の中によぎってくる
これは誰の感情なのだろうか
この感情を 俺は知っている
そう
これは
「失恋の痛みだ」
「起きられたのですね」
おれはふと声の主のほうへむくと
ナース服の女性が立っていた
...かわいい
ん!?
俺 今何っていった
おんなに向かってかわいいだと
嘘だ
おんななんて みんな
すごくかわいい 天使だ.....
いやいやいや
何を考えているのだろう まるで自分ではないようだ
もしかしてよく漫画やアニメである人格の入れ替わり........
いやこの体は自分のであり、そのようなことはない となると
振られたショックで恋愛対象が反対になった まともになったといったほうが正しいのだろう
これは良いことなのだろう ももへの気持ちが薄れていくのを感じた
そして俺の中には顔はわからないが 1人のかわいらしい少女が立っていた
誰がわからないが俺はこの少女にももと同じ感情を抱いている気がした
いつ会ったのだろう
おれがおんなの顔を覚えているはずがない
見るだけで発作
触られると失神する臆病者で女性恐怖症なんだ
しかし今ではナース服のおねーさんがすごくかわいくみえてしまう
逆に同じ病室の男に嫌悪感を感じてしまう
今までとは全くの真反対である
ほかのことを考えているうちにももの顔は真っ黒く染まり
もう俺の心には彼は映らなくなってしまった
もう顔すらわからない彼のことを
俺はいまだ恋しいのだ
時間があったときにまた投稿いたします