表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
結束ばんど  作者: あさまる
5/43

2ー3

「……なんかゴツゴツして固そう。」

あいの口から無意識に出てしまった声。


「そのロックじゃないんだよなぁ。」

苦笑いするまいであった。


誰も岩の話などしていない。


「まぁ、そうなんだけど……。なんで同じロックなのに岩と音楽の意味があるんだろうね。」


「日本語もあるじゃん。ほら……箸と橋みたいな……。」


「あー、一休さん?」

ぽつり。

あいが言う。


「……一休さん?」

彼女は一体何を言い出したのだろう。

まいの頭上には、目に見えないクエスチョンマークが浮かんでいた。


「ほらこの橋通るべからずみたいなの。」


「あー、どうどうと真ん中歩くやつね。」

なるほど、そういう意味であったか。

まいの頭上のクエスチョンマークが消えた。


「そうそう。……うん?何の話してたんだっけ?」


「分かんない。まぁ、思い出せないってことは大したことじゃないってことだよ。」


「……それもそっか。」


二人は昼食を続けるのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ