表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
結束ばんど  作者: あさまる
40/43

13ー2

嫌な予感がする。

「……。」

無言のまい。


「つ、付き合ってみる?……な、なーんちゃんって……。」


「……は?」


まいの頭が真っ白になる。

あいは今、何と言った?


走馬燈。

あぁ、これは死ぬ直前でなくとも見るものなのか。

呑気にそんなことを思うまい。

心臓の高鳴りと、彼女の脳内は真逆な状況に陥っていた。


「……や、やだなぁ、冗談だって……。」


「……。」


「ま、まい?お、おーい、まいさん?」

急に無言になるまいに慌てるあい。


「……今日はもう帰るね。」


「いや、私らまさにその途中だからね?」


「……また明日。」


「えっ、ちょっ、まいっ!?」


その場からにげるように駆け出したまいであった。

そんな彼女に、あいは手を伸ばす。

しかし、それが届くことはなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ