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結束ばんど  作者: あさまる
38/43

12ー2

授業が始まる。

しかし、あいとまいは集中出来るわけがなかった。

先ほどの陽子の言葉が気になったのだ。


そわそわ。

二人とも、挙動不審であった。



一時限目が終わった。

チャイムと同時に立ち上がる。

あいとまいだ。

歩を進める。

目的地は言わずもがな。

陽子の席だ。


問いつめてやる。

そんな意気込みで行ってしまったからだろうか。


「ひ、ひえぇー!」

陽子は足早に教室を去った。


「あっ、こらっ!」


「ちょっ、陽子!」


あいとまいが追いかけようとしたが、すでに彼女の姿は小さくなっており、諦めてしまった。


次の放課に聞けば良い。

二人ともがそう思っていた。

しかし、その次も、そのまた次も陽子と話をすることは出来なかった。

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