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結束ばんど  作者: あさまる
21/43

6ー5

「なんか佐倉さんイメージと違ったなぁ。」


「え?」

まいの言葉を聞き返す。


「もっと大人っぽいと思ってた。結構あいに似てるとこあるんだね。」


「なっ!?失礼な!そこまで馬鹿じゃないよ!」


「ふふ……ならあいの前でもさっきみたいなこと出来る?」


「……すみませんでした。出来れば内密にお願いします……。」


「ふふ、ならあいの家に行った時に大人しくしててね。」


「え?私も行って良いの?」

陽子がキョトンとする。


「え?当たり前じゃん。……あ、もしかして用事ある?」


「いや、ないよ……。ないけど……。」

良いのだろうか?

クラスメイトではあるが、あいと友達と呼べるような仲ではない。

そんな自分が行って迷惑ではないだろうか?

陽子はそんなことを考え、戸惑いを見せるのであった。


「佐倉さんが来てくれればあいも喜ぶよ。」


「そ、そうかな?」


「さ、着いたよ。」

まいが言う。


「……あっ。」

そうこうしているうちに、あいの家へ着いてしまったのであった。


来てしまったものは仕方がない。

もし体調が悪そうで、迷惑になるようであればすぐに帰れば良い。

インターホンを押すまいの後ろにいる陽子はそう思うのであった。

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