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魔王サタン→人間に成り代わり  作者: 〇〇
魔法学園編
9/30

魔王サタン→実技[剣術]

ハデスとアルカは昼休みに魔法学園の食堂で昼食を食べなが談笑していた

ちなみにハデスはカレーで、アルカは耳に髪をかけながら、うどんを食べていた


「昨日あれから、妹さんに謝りましたか?」


「ちゃんと謝りましたよ」

笑顔で答えるハデス


「本当ですか?」


「ホントデスヨ、それよりもこの後は実技の授業ですよ」


「そうですね、たのしみです!!たしか、担当する先生はソルエト先生ですよ。」


「そうですか、それはたのしみですね」

(どっかで聞いたことあるような、思い出せん・・・)




昼休みがおわり実技の授業がはじまった


「今回実技の授業を担当するソルエト・ソルドルです・・よろしくお願いします・・・」

ソルエトはちらちらハデスをみながらこしをまげて自己紹介した


(あぁー、あいつか、大分雰囲気かわったな)

ソルエトの話し方もそうだが、目にクマができ、体はやつれていた


「先生質問いいですか」

ハデスがそういうと、ソルエトはビクッ!と体を震わせた


「どうぞ、なんでも聞いてください!!なんでも答えます!!なんでもします!!」


「いや、なんでもはしなくていいです、質問に答えてください、今回の実技は剣術ですか魔法ですか」

これからわかることで質問とも呼べないのだが、ハデスはソルエトの反応をおもしろがっていた


「え、えっと・・・剣術です」


「ありがとうごさいます。ソルエト先生」


この二人の反応をみていたβの生徒たちは(なんかあるな・・・)と心の中でおもっても、けして口にださなかった


「それでは、しないをもってふたり一組になってください」


「ハデス君!!ペア・・いいかな?」


「もちろんですよアルカさん」

周りの男子からは「っち」と、したうちがとび、それを見ていた女子は呆れた顔でその男子をみていた


「一組ずつ試合をやってもらいます、それでは最初のペア、剣を構えて向かい合ってください、し、試験があったとはいえ、ここでもう一度、今の実力をみたいので真剣に取り組むこと、どこかしらに一発当てたら勝ちです。それでは試合開始っ!!」

「やあっ!!」「とお!!」とかいいながら剣を交える生徒たち 


(あぶねー、実力をみていてよかったは7歳とはいえこの程度とは・・)


ハデスはこう思っているが、ここの生徒は十分レベルは高い、冒険者で通用するものもいるだろう、

そもそも魔法学園に入れるレベルなので剣術の才能があるものばかりだ


そして試合は次々と進んでいって、ハデスとアルカの番になった


「準備はいいですかハデス君!」

アルカは髪を後ろで結び、腰を低くして、しないを突きのかまえにし、もう一つの手をうしろにまわしていた


「いつでもいいですよ!」

(今まで見たやつと全くスタイルが違うな)

今までの生徒は両手で剣を持ち前に構える一番スタンダードなスタイルだった、それに対して、アルカはしないを片手で持っており、腰を落としているのでまったくスタイルが違うのだ、ちなみにハデスはスタンダードな構え方をしている


「それでは・・・・試合開始ッ!!」


最初に攻撃しかけたのはアルカだった、体重を前にかけ一瞬のうちにハデスの間合いに近寄り、突きを放った


カンッ!!


二人の動きがとまって、周りの生徒やソルエトは目を見開き口を開けていた

ハデスはアルカの突きをはじくでも、かわすでもなく、ぴったり同じ位置に突きでかえし相殺させたのだ


「え?」

(私の神速突きを同い年で防げるなんて、それに・・・神速突きを同じ突きで相殺させるなんて見たことがないです。・・・しかも、あの構えから)


ハデスのスタンダードな構えは相手のどの方向からの攻撃も弾くことができ、攻撃にも変換できるとういのが利であり、それ故に強い構えであるのだが、突きなどにはむいていない、だがハデスは間合いにはいられ、弾くこともままならない体制から体を後ろに引いて突きを放ったのだ


その後、二人は距離を取ってお互いを見据えた


「ハデス君・・強いね」


「そうですか?」

(明らかにここの連中より秀でてるな、エルフは魔法が得いって聞いたが、アルカは剣も得いなのか。だったらアルカぐらいまであげてもいいよな)


「次は僕から行きますよ」

そうハデスがいうと、アルカはしないを握る手に力が入る


トンッ


ハデスが床を蹴る音がなった瞬間、アルカの視界からハデスが消えた

今度はハデスがアルカの間合いにはいって横腹に向かってしないをふるった


「っく!!」

アルカはぶつかる瞬間にしないをひいて、しないの先の部分をもう一つのてでおさえて、ぎりぎりでふせいだ。しかしハデス攻撃はまだ続いていた、しないをかたてでまわして持ち方を逆にして逆の横腹にしないを当てようとした、だがあたる寸前でアルカはうしろにひいて再びぎりぎりでかわして距離をとった


「はあはあ・・・ほんとに・・・強いね」

アルカは全神経を使ってハデスのしないと、動きに対応していたのでこの一瞬でもかなり疲れがでており肩で息をしていた


「アルカさんも強いですよ、エルフは魔法が得意って言われている中でこんなに剣術がうまいなんて、さすがです」


「あ、ありがとうざいます・・・」

アルカは顔を赤くしてもじもじしていた


周りからは、「いいかげんしろ」ってかんじの雰囲気がでていた


そんな中、再び二人が構えなおしたとき

「そこまでで、大丈夫です。二人の実力はわかりました。時間も押してますし今日の剣術はここまでにします。」


そうして、初めての剣術実技はおわった

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