魔王サタン→暗躍
始業式やクラス割りがおわりアルカとハデスは二人で寮に帰っていた、ちなみに寮は男女同じ建物で、六年生になってから男女で建物が別になる
「アルカっちはあのエルフと友達じゃないんすっか?」
「いえ、小さいころから一緒にはいますけど、親族の関係などで私の近くにいただけで、本人の意思ではないんじゃないかと」
(口調がもどって本当によかった・・・)
「そうなんすか?」
「そうですよ、だから、その・・ハデス君がはじめての友達なんです!」
「おれっちも(転生して)はじめての友達はアルカっすよ」
「そうなんですか!ハデス君の初めてのともだちなんて光栄です!!」
二人が話しながら寮に向かっていると、寮の入り口に小さい人影がたっていた
「ハデス様・・・・誰ですかそのエルフ」
サバナが寮の入り口から顔を半分出して睨んでいた
「えっと・・・ハデス君の知り合いですか?」
「妹だ」
(なにしにきた)
「お久しぶりでおにーちゃん!!」
(ハデス様が通う学校の偵察とハデス様が住むだろう部屋の確認とハデス様が通るだろう道の調査とハデス様が・・・)
バシっ!
「イタッ!」
「ダメですよハデス君!!こんなかわいい妹さんをぶつなんて!!大丈夫ですか?」
そういってアルカがハデスにチョップされたサバナの頭をなでようとしたとき
「エルフごときが私の頭をなでようとするとはいい度胸して・・・・」
バシっ!
「イタっ!」
「いいかげんにしろ」
「ハデス君!!」
「いいんすよ、こいつ丈夫なんで、それより話があるからサバナ、こっちにこい。それじゃあまた明日学校でなアルカ」
そういってハデスはサバナの襟首をつかむとそのまま自分の部屋につれていった
「あ、うんまた明日・・・ってそうではなくて・・もうハデス君ったら!!」
最後まで言う前にハデスは部屋に入ってしまったことにアルカはちょっと怒りながら自室にはいっていった
その後、自室でハデスはベットの上で胡坐をかき、サバナはゆかで正座をしていた
「で?説明しろ」
「私はハデス様が心配なのです・・・」
「はぁ~、何度も言ううけどな今の俺の魔力でも十分に危険はない、それに来年はお前もこの学校にはいるんだろうが少しぐらいがまんできねえのか」
「できません」
即答した
「じゃあ、ゲヘナの魔王サタンとして命令する、ワルプルギス我慢しろ」
今までの口調から一変して人間のそれとは思えない威圧でそういった
「はい・・・わかりました・・・」
(今の魔力差なら認識阻害をつかってもばれないかもしれませんね)
バシっ!
「イタッ!」
「顔に出てるぞ、いい加減にしろよな」
「申し訳ございません・・・」
なくなく了承したサバナであった
その夜、魔法学園の地下では不審な動きがあった
魔法学園の地下は高さ20メートル広さは100メートル平方ありその中心には巨大な召喚魔法の陣が大量の血によって描かれていた
その陣のの周りには白いフードを被った数人とそれを従えているだろうとおもえる一人の杖をもった老人がいた
「計画は順調だろうな」
老人がひとりのフード男にたずねた
「はい、順調です。数か月後にはこの召喚魔法は完成します」
「魔封拘束具の準備はどうだ」
『魔封拘束具』=この魔法具を付けている限り魔法を行使できなくなる
「はい、問題ありません」
「そうかそうか、これでもうすぐ天使を召喚できる、うひひひ・・」
薄気味悪い老人は笑いながら陣を見つめたいた