魔王サタン→入試
入学志望者は毎年1000人以上いるので日にわけて入試試験を行う、ちなみに合格人数は100に程度であり、受からなかったものは次の年にうけるか、小さいながら冒険者になるか行商人にでもなる色々ある
学力→実技→面接という順で一日50人が参加する
「ついにきたな、魔法学園」
(結構きにはなってたんだよなー、まあ期待しておこう)
「学校内もなかなか広いですね」
ハデスとサバナは魔法学校内にはいり、天井に目をやりながら、そんなことをいって受付のところにいった
「今回の入試試験参加者ですね?」
「はい、ハデス・フォン・トゥールギズといいます」
そういうと魔法学園参加許可書を試験管に手渡した
「はい、確認しました。それではこちらへ。」
「お連れの方はこちらへ客間室に案内します」
別の試験官がサバナを客間室に案内しようとするがついていかず、ずっとハデスにくっついてる
「あらかわいい、お兄ちゃんが大好きなのね」
その時サバナの顔がまっかになり、ハデスの服で顔を隠した
「すいませんが、こいつも来年この学校に入りたいようなんですが実技だけでも見せてやれませんかね」
「申し訳ございません、魔法学園では試験中に関係者以外は入れないんですよ」
「そうですか、というわけだから。サバナあのお姉さんについていって客間室でまっててよ」
(あの門ごときにたよる学校なんだから心配しなくても大丈夫だって)
「わかりました・・・」
(わかりました・・・)
声と思っていることがかぶってるサバナだった
サバナと別れた後すぐに学力試験がはじまった
内容はいたって簡単、簡単な計算や言葉の使い方など
試験時間はだいたい1時間ぐらい
続いて実技だが
内容は魔力測定で好きな魔法をつかって10メートル先の的に五回あててもらう、つぎに、しないでの模擬戦で試験管と戦ってもらうというものだが
その時事件が起きた
ハデスは魔力のコントロールはかなりうまいので、周りの人の平均よりあたま二個分出ているぐらいの力まで調節しながら第一級魔法のファイヤーボールをつかって、難なく五回あてられた、問題が起きたの
はその次だ
今回の模擬戦の試験官はこのバルムンク都市で兵隊長をしてる奴なのだが、名前はソルエト・ソルドルといって、性格が鬼畜なのだ、弱い者いじめが好きでとくにかわいい女の子なんかは、へいきで泣くまでいたっぶった後、犯すなんてこともあるぐらい鬼畜野郎だ、しかも実力もあるので、まわりは目を付けられたくないのもあって知らないふりをしているものばかりだ
「今回試験官を務めるソルエト・ソルドルだ、お前らごみのために時間を浪費してやってんだ殺す気でこいや、こっちも殺す気でいたぶってやっからよ、げはあはははあはあはっははは!!!!」
下劣な笑みを浮かべながら今いる五十人のなかで目立ってかわいい金髪のエルフの女の子をみていた
エルフはそれに気が付きおびえていた。
「最初は誰からにするかなー、じゃあおまえな、おまえ」
そういって指さしたのは予想どおりそのエルフの女の子だった
「わたし・・・ですか?」
「そうだよ、おまえだよ、どうせ全員やるんならよ、ほかの試験官に止められる前にあそばないとな。がっはははははあは!!冗談だよ冗談がはっはははははは!!」
ソルエトが笑うたびにエルフの女の子はおびえを増していた
「早くそこに立て、時間内に追われねーだろ」
エルフは救いを求めるように回りを見回したが目をそらしている
ある一人お子供を除いては…
その黒髪の子供はこっちに笑顔をむけていた
「早く出ろよ!!ゴラッ!!!」
ソルエトがエルフの女の子に脅すように叫んでいた、ソルエトは怯えてる姿もたのしんでいるのだろ
「すいませーん俺がやってもいいですか」
そういたのはもちろんハデス
「あぁ”!!今話してんだろ・・へえーお前男のくせに結構かわいい顔してんじゃねーか、いいぜお前からな、じゃあ始めるぞ、しないを受け取れ!!」
そういいながら、わざととりずらく横に回転しながら、しないを上投げで思いっきり投げてきた
しかし、持ち手がハデスの手に吸い込まれるように簡単につかんだ
(うざそうなガキだな・・・)
「ハデス・フォン・トゥールギズです、それではお願いします」
ニコッ
「ああよろしくなハ~デスちゃん」
(名に笑ってんだこいつ気持ちわりーな、かわいいから、わざと服えおやぶいたりして体中触りまくろうと思ったが、このクソガキはフルボッコで骨の2、3本は折ってやる)
ソルエトはしないを受けっとった姿と、さっきのエルフへの脅しを見ていたのも関わらず笑っているこの子供から普通の子供とは何かが違うと思い、煽るのをやめた
ハデスとソルエトが不気味な笑みをうかべながら模擬戦がはじまった