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魔王サタン→人間に成り代わり  作者: 〇〇
魔法学園編
4/30

魔王サタン→移動

トゥールギズ家がある地域は森に囲まれており、バルムンク都市のはずれにある。

都市の中に森があり魔物がいるのはこのバルムンク都市ぐらいである、魔物はほとんど森からでないので警戒はあまりされていなかったが、先日、森から魔物の群れがあふれてきたという異例なことが起きた、もちろん原因はハデスの魔力に恐れをなして逃げてきたからという理由である。

その際、バルムンク都市の冒険者や兵士たちが数十人で対処した。


「ハデス準備はできましたか?」


「大丈夫だよ母上」


「この辺の森の魔物が討伐されたといえ危険な可能性もある、魔法学園までは馬車で連れ行ってくれるように手配してあるから、森の前に護衛兵を待たせている、帰りも魔法学園前に手配してるからな、兵士さんたちのいうことをしっかり聞くんだぞ」


「わかりました父上、それでは行ってきます!」


「「いってらっしゃい」」

玄関から出ようとしたとき

服を引っ張られた


「どうしたのサバナ?お兄ちゃんがいなくなって寂しのですか?」

母上がワルプルギスもといサバナにいった


「はい、とてもさみしいです・・・」

(ハデス様ついていってもいいですか?)


「大丈夫だよサバナ、今日の夜には帰ってくるからさ」

(来んな)


「でも、来年には私も受けるつもりなので試験を見てみたいです」

(しかし、いまのハデス様は本来の0.1%にもみたないのですよ、なにかあったら私は私は・・・・・)

今にも泣きそうな顔で懇願している、これは妹の演技なのかワルプルギスの本音なのか


「はぁ~・・・」

(しょうがねえな)


「いいですか?父上」


「まあ人数は三人まで大丈夫らしいからな、サバナと別れるのはさみしいけど、お父さんがまんするわ。サバナの頼みだし」


「「ね~」」

父上とサバナが語尾を合わせる中、母上とハデスはジト目で二人を見ていた


(こいつ女の子欲しかったのかよ)

父グラントはサバナにデレデレだった


「「それでは、行ってきまーす!!」」



その後、グラントのいっていたとおり森の入り口に馬車と数人の兵士がいた

「今日はお願いします」


「おお、よろしくな坊主」


(は?人間ごときがサタン様になんて態度とってやがるんだあああッ!!!!)

その瞬間ワルプルギスからすごい殺気がもれでた、その殺気を兵士たちが感じ取りサバナから距離を取った

バシッ!!!

「イテッ!!」


「すいません、朝から兄弟喧嘩しておりまして、仲直りするために親が一緒に同行させたのですが、うらめにでたらしくて、本当にすいません、お前も謝れ」

(殺気をしまえバカッ!!!)


「す・・すいませんでした」

(だって・・・サタン様に失礼を・・)

納得いかない顔で兵士たちに頭をさげた


「いや・・・いやいやいんだよ、気にしてないから仲直りするんだよ。お前たちも手から鞘をはなせ!」

((((でも今の殺気は完全に殺す寸前だったな・・・))))


それから、馬車に乗り魔法学園まで移動した。

魔法学園はバルムンク都市の真ん中ありトゥールギズ家から馬車で六時間はかかる

さらにその大きさはバルムンク都市の建物の中で一番おおきく、高さ50メートルの魔法と岩の壁で囲まれており巨大な門が開いているのでそこで行き来をしている。

「でっけーな」

「大きいですね」

ハデスとサバナは馬車から顔を出して巨大の門を見上げてそおいった


「お前ら魔法学園は初めてか、新入生っぽいもんな。この門はなバルムンク都市に天災級の被害がおこるときに閉まって、入ってる人たちを守ってくれるらしいぜ、まあ100年前に黒いドラゴンがきたときは見事にまもりぬいたらしいな、すげぇだろ!!」

自分のことのように話す兵士の話を聞きながらハデス、サバナはおもった

((こんなものか・・・))

それは人間には絶対に思い浮かばないであろう一言だった


「ハデス様、人間はこの程度です、私一人でも人間を蹂躙できるのではないですか?」

サバナは小声でハデスに聞いた


「いやどうだろうな、たしかにこんなお粗末な門、今の俺の魔力でも壊せなくはない、だけどなこの世界は広い。この何千倍も堅い門があるかもしれない、しかも人間にも脅威はいる、例えば勇者、それに悪魔なみに魔力をもった賢者、この人間の世界の伝承には竜王バハムートに勝ったものまでいるらしいからな」


「なるほど・・確かに警戒は必要ですね、ですがハデス様が本来の力を手に入れれば、だれも勝てないとおもいますが」


「かもな。でも、この体じゃいつになるか、わかりゃしねーな・・・」

(まあ、しばらくこの世界を様子見ってところだな)

巨大な門を抜けながら、そう思ったハデスであった

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