魔王サタン→家族
「ありがとなハデス」
(ほおけた男か・・・意外とくるな)
さりげなくハデスに言われた言葉に精神的にきているグラント
「意外と驚かないんだな」
「まあな、お前が夜に抜け出して鍛えてたことは知ってるし、何日か前にものすごい魔力がこっちまでつたわってきたしな」
(あちゃーばれてたか、それにしても人間にしてはありえないほどの魔力を出したの、態度全然かわらんのな)
「恐くないのか?」
「恐くないと言ったらウソになるが、それでもおまえは俺の息子だ。」
「そうか・・・」
「それよりもハデス、そちらの美人さんはどちら様」
グラントはワルプルギスに目を向ける
ワルプルギスはハデスの隣でずっと膝をついていた
「こいつ? こいつは俺が召喚魔法で召喚した悪魔だ、ちなみにおれは前世で悪魔の王をしていた」
「「えええええええええええっ!!!!!」」
ワルプルギスとグラントの声がはもった
「サタン様そのこといっていんですか?」
グラントがほおけている前でワルプルギスは小声でハデスに聞いた
「まあ記憶消すし別に言ってもいいかなってな、どんな反応かきになるし」
「なるほど、さすがサタン様」
(もしもサタン様を拒絶するような反応をみせた瞬間、消し炭にしてやる)
「ワルプルギス・・・妙なことをするなよ」
ハデスがワルプルギスをにらんだ
「か・・・かしこまりました」
「で?どうする父上」
「どうするも何も、今までと変わらんさ、もしも私たちに危害を加えるつもりならいつでもできたし、しなかったということはその気がないのだろ?それに赤ん坊の時からハデスを知ってるが今のハデスも前世が魔王というだけで本質は変わってない、優しいくて親思いのハデスだ・・・と思う、勘だけどな」
「・・・俺は魔王だ優しいわけがないだろ」
「それでもハデスだ」
「そうか・・・」
そういうとハデスは両手をグラントの頭にそえた
「記憶をけすのか!まってくれどこにもいかないでくれ!!!ハデス!!!」
「いかねーよ、学園とかも興味わいたから、あんたがいねーとこまるからな、記憶操作して俺が魔力をつかっている記憶と今日の出来事を少しいじらせてもらう」
(人間は蹂躙するが個々によっては面白いものもいるのかもな)
安心したのかグラントは目をつぶって頭をハデスにあずけた
その後、寝ているマリにも記憶操作をおこなった
「なあワルプルギス、お前確か見た目かわれたよな?」
「はい、心得ております」
「じゃあ今の俺より一回り幼くなってくれ、記憶操作でお前をいもうとにしたから」
「かしこまりました」
ワルプルギスはそういうと、魔法が頭から下まで通り過ぎたと思ったら
魔法から出てきたのは6歳ぐらいの女の子
「どうでしょうか?」
「うん、なかなかだぞ」
(なかなかどっちのことかしら?魔法それとも・・・・・見た目?だとするとサタン様は幼女ず・・・)
バシッ!!
「イタッ!」
サタンは小さくなったワルプルギスの頭を平手でたたいた
「失礼なこと考えたろ、お前顔にでやすいんだよ・・・」
「そんな!?失礼なことなんて考えていませんっ!!ただサタン様は幼女ず・・イタッ!」
「それが失礼なことだろ」
「申し訳ございません・・・」
頭を押さえながらワルプルギスは涙目でハデスをみやった
「それから、ハ デ ス な?サタンはやめろ。ここではハデスだ」
「かしこまりました、ハデス様」
「様もやめなさい」
「それは・・・」
難しいと言いたげな顔をしているワルプルギス
「ならそうだな・・・・・・お兄ちゃんとか?」
「お・・お兄ちゃん///」
(思ったより恥ずかしいですね、しかし、なかなかいいものですね。失礼のない範囲でサタ・・じゃなかったハデス様に近ずいたような、ですがハデス様は父上や母上ってよんでいるから兄上にするとおもったのですが・・・・あっもしかしてこれが人間共がよくいうシスこ・・)
バシっ!!
「イタッ!」
「いい加減にしろ」
「申し訳ございません・・・」
「そういえば名前もかえないとな、ワルプルギスじゃだめだろ」
「そうですね~・・・、じゃあサバとなんてどうでしょうか?」
「いんじゃないか、それでいこう」
(あとで名前を記憶操作で付け足さないとな・・・めんどくさ)
「かしこまりました」