表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王サタン→人間に成り代わり  作者: 〇〇
魔法学園編
10/30

魔王サタン→願望

誰もいない夜の魔法学園、教員の部屋でおじさんと老人の二人がはなしていた


「数か月後に召喚魔法は完成しますよ、勇者レックス、いや今は学園長でしたか、うひひ」

老人がにやりと笑いながら学園長にそういった


魔法学園の学園長レックス・ロード・ラウンド、数十年前は<武神の申し子>という二つ名の勇者で竜王アポカリプス討伐の旅をしていた。その強さは人間の域を軽く超えて竜王バハムートを討伐した伝説の勇者に最も近い男として名を挙げていた。


「いや、今も勇者さ。こんな老いぼれでもな。」

そういったレックスは悲しげな顔でそういった


「それにな、私は必ずどんな犠牲をはらっても、自分の命を捨てでも成し遂げなければならないことがある。それはお前も同じだろ?」

レックスはさっきまでとは違い憎しみを含んだ顔でそう聞いた


「もちろんですとも勇者レックス、私たちの目的は天使の召喚で終わらない、目指すのはその先にある・・・」


「「竜王アポカリプスの討伐!!」」

一人は憎しみで、もう一人は意欲のため、そう言葉にした




同じ時、ハデスとサバナはハデスの自室で今後のことを話し合っていた


「ワルプルギス、なにかこの世界でわかっことはあるか?」


「この世界での頂点は竜王アポカリプスという赤いドラゴンで、数十年前に勇者一行が討伐に出て失敗しています、ちなみにその勇者がこの学園の学園長です」

サバナは膝をついて報告した


「へー、強いのか?」


「どうでしょうか、直接見たわけではないのでわかりかねます。ですが、竜王アポカリプスはあのバハムートより強いらしく、その戦いで生きて帰ってきたという点を見れば一般の人間を凌駕しているのは確かでしょう」


「そうか、人間を蹂躙するにはいつか竜王アポカリプスを殺さないといけなくなるかもな、もちろん勇者も」

そういうとに、不敵な笑みを浮かべながらハデスから魔力が流れ出した


(ハデス様の魔力がこの間より明らかにあがってる!!?)


「おっと、いけないいけない。ちょっと興奮しちゃった」

そういうと魔力が落ち着いていく


「そういえば魔法学園ではもうすぐ魔法剣舞祭がありますよね、エントリーするんですか?」


「俺は出ない、つまんないしな」


「ですが、優勝したら学園長と実剣での模擬戦ができるらしいですよ」


「よし、出るか」

(今のままじゃ勝てるかどうかわからないが、どれくらい強いか確認してやる)


こうしてハデスは魔法剣舞祭にエントリーすることをきめた




翌日、ハデスはアルカにエントリーするかきいていた


「もちろんしますよ!魔法学園で一番のイベントですから、ハデス君は?」


「僕はいいよ、食べ歩きするから」


「えー!!もったいないですよ、一緒にでましょう!!」


「ほっとけよそんな腰抜け、おれはでるからな!!」

バリウスがさりげなくハデスとアルカの会話に口をだした


「なんでバリウス君にそんなこといわれないといけないのですか?」

確信をついた質問である


「なんでって、その・・こんなやつエントリーしても何もできないって!」


「そんなことないですよ、この間の実技でバリウス君もみていたでのでしょ?」


「剣術がうまくても魔術はどうかな」

バリウスはハデスをにらんで自信満々にそういった


「そういえば今日は魔術の実技をやるっていってましたよね」

ハデスはバリウスが睨んでくるのを無視してアルカに話しかけた


「そうですよ!楽しみです!、先生は変わるらしいですが。」


「そうなんですか・・・」

(ソルエトじゃねえのか、またおもしろい反応をみれるとおもったんだが)


「せいぜい恥をかかないよう魔法の練習しとくんだな!!」

バリウスは顔をまっかにしてそう叫んでどっかいってしまった


「バリウス君ってハデス君のことなんであんなに嫌ってるんでしょう」

それを聞いてたクラス内の生徒は(あんたが原因だよ!!)と総ツッコミした






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ